上野原駅〜棡原〜田和峠〜鶴峠〜小菅村〜奥多摩湖〜奥多摩むかしみち〜奥多摩駅
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイド50(東京西部編) P84 (廃版)


今回は鶴峠に行くことにした。
鶴峠はBD-3を購入直後、このHPを作成する前に走ったことがある。

中央特快の始発に乗り高尾駅に到着し、大月行きに乗り換える。
前回、前々回(いずれも土曜)も同じ中央特快で来て、
大月行きの電車は同じホームの反対側で待ち合わせ時間10分位だった。

しかし今回(日曜)は大月行きの電車は隣のホームで、
しかも乗り換え時間がわずか2分であることを知り、
輪行袋を担ぎ、走って高架を渡り、ぎりぎりで間に合った。
しかし電車が発車してからも、しばらく妙な動悸が治まらなかった。

やがて上野原駅に到着。
駅は相模川の河岸段丘のちょうど真下にあり、周辺に住宅は少ない。
そして河岸段丘の急坂を登るとその上に相模原の街並みが開けている。

町中のコンビニでお握りとミネラルウオーターを調達し、県道33号を走る。
途中に別のコンビニが2軒あったが、先ほどの1軒と合わせ、
三軒ともなぜかデイリーヤマザキで、他のコンビニはなかった。

新井という所で県道から分かれた右の旧道を進む。
こちらの道は車があまり通らず、途中から林道のようになった。
周囲の山々の紅葉がきれいだ。

やがて長寿村で有名な棡原(ゆずりはら)地区に到着して県道33号に合流。
一度県道を数百m戻って(ただし登り)ふるさと長寿館に立ち寄った後、
再び進み、左折して県道18号に入る。
北海道では「県道」に相当する道は「道道」と呼ぶのだろうか、とふと思った。

時折車が連続して通るが、それほど多くはない。
しかしときおり大きな爆音をたてながらバイクの集団が通過する。
葉巻型?のレーシングカーのような2人乗りのオープンカーも2,3台見かけた。

初戸という所で左に分かれる旧道があったのでそちらを数百m走ったが、勾配がきついのと、
途中から寂しい林道になって熊が出そうな気がしたので(今年は全国的に熊が多く出没する)、
途中で引き返して再び県道18号を走る。

この先傾斜がきつくなる。藤尾地区でいったんやや平坦になるが、
その後傾斜はさらにきつくなったので、一部歩いた。
やがて田和峠に到着。峠の上に10軒ほどの集落があった。
小さい峠だと峠の頂上に集落があることが過去にも何度かあった。

ここから一度下り、上野原町役場の支所がある西原(さいはら)地区を通過。
さらに進んで上野原方面からのバスの終点飯尾地区を過ぎ、小菅村に入る。

観音堂と寺子屋自然塾のある長作(ながさく)地区を過ぎ、
再び急勾配を登るとようやく鶴峠に到着。
今日のコースではサイクリストに何度か会った。

ここからは下りとなり、何度か展望が開ける。
小菅村には白糸の滝雄滝があるが、今回は時間がないのでパスした。

小菅村から外に出るには、鶴峠の他に今川峠と松姫峠(このとき走った)、
そして奥多摩湖経由で青梅街道に出る方法がある。
前回は鶴峠を越えた後、松姫峠経由で大月に出たが、
今日はスタミナ切れなので、下り基調の青梅街道ルートをとることにした。

結論を先に書くと、青梅街道は交通量が激しく、トンネルが多くて危険なので、
できれば小菅村か松姫峠経由で大月に出るか、
鶴峠で折り返して上野原へ戻ることをお勧めする。

原始村を経由して青梅街道に出る。
青梅街道は紅葉のシーズンということもあり、交通量が多く、
自転車の横すれすれを通過する車もあり、非常に危険だ。
また奥多摩湖に沿った部分ではトンネルが6つある。
やや暗いトンネルもあるのでテールライトの点灯は必須だ。
トンネル内で排気音の大きなバイクが来るとすごい音がして恐怖感を覚える。

なお、奥多摩湖の下流側のダムに一番近い大麦代トンネル(長さ538mで一番長い)は、
右の湖畔沿いの道を通過すれば迂回できる。

ダムから奥多摩駅までの区間もトンネルが大小合わせて7つあるので、
このとき歩いた奥多摩むかしみち(青梅街道の旧道)を走り、4つのトンネルを回避した。
奥多摩駅付近の食堂でモツ煮をつまみにビールを呑み、輪行で帰宅した。

参考までに、青梅街道から奥多摩むかしみちへの入り方を説明する。
なお、奥多摩むかしみちの地図は奥多摩駅近くの奥多摩ビジターセンターでもらうことができる。
ダムを過ぎ、最初の中山トンネルは回避できないので
トンネル内を走る。
トンネルを抜けた中山バス停の少し先に
右前方に下る道があり、そこを進む。
そして左写真の所を右折する。
左写真の所で
左の道を手前に下ると奥多摩むかしみちとなる。
途中、多少アップダウンがある。
2,3km走ると左の写真のダートになる。
ここまでで4つのトンネルが回避される。

今回はダートから先は走らず、
左写真の左側の道から再び青梅街道を走った。
しかし写真の白髭トンネルは比較的長く、
しかも天井からかなりの量の水が落ちていたので、
走ったのは失敗だった。

ダートの道をこのまま進むと
残りの2つのトンネルも回避できるが、
自転車で走れる道だったかどうかは覚えていない。

■■ここからが通常のツーレポの写真■■
中央線上野原駅。
モヤがかかっていた。
相模川(島田湖)内に
島と煙突のようなものが見えたが
何か不明。
田園地帯を進む。
富士山の山頂部は雪が積もっていた。
紅葉。
久しぶりの心霊写真?。
相模川支流の鶴川を遡る。
写真の高台の集落が長寿村で有名な
棡原(ゆずりはら)地区(ここここ参照)。

               ふるさと長寿館
棡原で左折し、県道18号を鶴川沿いに遡る。
紅葉。
紅葉。
所々に消防団の施設がある。
久しぶりにいい天気だ。
黄色い銀杏は目立つ。
小さい集落が点在する。
銀杏。
現役で使われている土蔵。
紅葉。
紅葉。
藤尾地区にある廃校になった学校の分校。
急坂を登ると田和峠の頂上。
県道はここから左の道を下るが、
右の道はさらに上に延びていて、
数軒の民家がある。
役場の支所がある西原(さいはら)地区。
一の宮神社内の杉の大木。

バスの終点飯尾地区。

バスはこの建物内で方向を変える。
はるか下を流れる鶴川。
かやぶき屋根の家。
小菅(こすげ)村に入る。
あと1.5kmほどで鶴峠。

紅葉

レツゴー三匹(ここここ)の長作を思い出したが、読み方は長作(ながさく)のようだ。
鶴峠の前の最後の集落。 大村崑の看板発見。若い!
長作観音堂
寺子屋自然塾
鶴峠手前のヘアピンカーブ。

鶴峠(向こうから来た)。

有名?な鶴峠のバス標識。
峠の向こう側。
山の中では珍しい直線の道。
紅葉。
小菅小学校の分校。
原始村の古代住居。
奥多摩湖。
奥多摩湖の紅葉。
青梅街道沿いにある貨物線跡とトンネル(左上)。
小河内ダム。
多摩川沿いの紅葉。
吊橋。
消防訓練塔と書いてある。
奥多摩むかしみち沿いの集落。
中央上の橋脚も貨物線跡のようだ。
多摩川。
何とか無事、奥多摩駅に到着。

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