西吾野駅〜子の権現〜天目指峠〜山伏峠〜正丸峠〜正丸駅
参考資料:自転車旅行案内(山海堂)P134


今回は久しぶりに奥武蔵方面に出掛ける。
西武秩父線の西吾野駅まで輪行。

国道299号を秩父方面に進み、左折して県道395号線に入る。
川沿いに民家がポツポツと点在している。

途中の道を左折。
ここから3kmで最初の目的地である「子(ね)の権現」(天龍寺)に至る。
事前の調査では、最後の300mがすごい激坂だとのこと。

民家はなく林道のような道になり、静寂があたりをつつむ。
熊が出るのではないかと周囲を警戒しながら走る。
車が2台ほど通過していったので少し安心する。

薪という戸数1戸?の部落を過ぎてさらに進むと、後1kmの標識がある。
そこから300m位進んだところから坂がきつくなる。
少し頑張ってみるが、あきらめてギブアップし、押して歩くことにした。
(崖側にガードレールがなく、急坂を自転車で走ってふらついたら、
谷底に落ちる危険もあるので。)
一度歩き出すと、坂が緩くなっても乗る気にならず、そのまま押して歩いた。

いつ最後の300mの激坂が現れるだろうと思っていたら、
何とそのまま子の権現に到着してしまった。
帰宅してから調べたところ、どうも激坂は反対方向から来る道の最後の部分らしい。

子の権現で鉄製の大ワラジなどを撮影したのち、もと来た道を下る。
途中、後ろでハフハフハフという嫌な無声音がしたので殺気を感じて振り返ると、
50m位後方で白い犬が狂ったように行ったりきたりしていた。

それにしても一体どこから現れたのだろう。
犬に気づかずに通過したのか、それとも通り過ぎた後で山から道に飛び出して来たのだろうか?

不幸中の幸いだったのは、犬より下流?にいるということだ。
もし犬が下流側に現れた場合は超悲惨なことになっていた。
犬が凶暴でこちらに向かってきた場合は、もと来た道を戻り、急坂を走って登らなくてはならない。
しかし当然ながら犬の方が高速なので、途中で力尽きて食われてしまうだろう。
また意を決して犬に向かって中央突破した場合も食われる可能性が高い。

犬を刺激しないように写真を撮影する(拡大する暇もなし)。
こちらに向かって突進してくる気配を見せたので一目散に逃げたが、
しばらくは動悸が止まらなかった(>_<)。

先ほどの分岐点に戻り、左折して天目指(あまめざす)峠を目指す(サブっ)>_<。
最後の集落を過ぎると林道のような道になり、
再び傾斜がきつくなるが、今度は押さずに登ることができた(ただし頻繁に休憩した)。

天目指峠を越えると名栗村だ。
この村に足を踏み入れたのはこれが初めてだ。
峠を下り、右折して県道53号を秩父方向に走る。

少し進んだ所で紅葉の写真を撮影していると、一人のサイクリストに道を尋ねられた。
県道から天目指峠方面に曲がる地点が分からないとのことなので、
少し戻って教えてあげた。
何でも川崎から自走して来て、帰りも自走するとのこと。

県道53号はやや交通量が多いが、
山伏峠に近づくにつれて交通量は少なくなる。
途中、何人かのサイクリストに遭遇した。
峠の手前で長いつづら折れが続くが、
勾配は部分的にややきつい程度だったと思う。

山伏峠を越えて少し下り、右折すると正丸峠への登りとなる。
さきほどあまり下らなかったせいで、
こちらからの登りの傾斜は緩く、1kmちょっと走って正丸峠に到着。
レストランがあり、車が10台ほど止まっていた。

峠の近くに階段があり、上に登ると東屋があるが、眺望はよくなかった。
レストランの人の話だと、昔は展望台だったが、
今は周囲を樹木に覆わて眺望が遮られてしまったとのこと。

峠を越えると後は下るのみ。
再び国道299号に合流し、正丸駅方向に走る。
交通量は相変わらず多いが、歩道がついているので危険はなかった。

正丸駅から輪行して帰宅。

西武秩父線の西吾野駅(右上の建物)で下車。
紅葉。
国道299号を秩父方面に向かう。
交通量は多いが、途中までは歩道がついていた。

国道を左折し、県道395号線に入る。
国道の反対側に急勾配の坂道があったので撮影。
パソコンの画面に定規を当てて測ったところ、
勾配は23%位あるようだ。
川沿いに民家がポツポツとある。
まだ朝なので、谷間には日が射していない。
紅葉。
ここから右の道に入り、
3kmで子(ね)の権現に至る。
太陽光線の角度が
上部と下部で違っているようだが、
光の回折現象か?
薄暗い林を抜けると
日が射してきた。
途中から急勾配になったので、
あきらめて押した。
上の樹木の右が子の権現。

子の権現(天龍寺)。
子の権現の入り口付近の高台から撮影。
同上。
同上。
子の権現の手前300mの急坂は、
反対方向から来るこの道と思われる。
仁王像。
像の部分だけでも高さ5m位ある。
道の反対側にもう一体ある。
遠方は霞んでいる。
社務所。
本堂。
巨大なゲタ。
左下は大きさ比較のために置いた
大型道路マップ。
巨大な鉄製の大草鞋(わらじ)。
大きさ、重量(2トン)ともに世界一だとか。
中央下は大きさ比較のために置いた
大型道路マップ。
奥の院から撮影。
中央が社務所、右下が本堂。
奥の院の紅葉。
子の権現を後にし、
元来た道を戻る。
途中で犬(矢印の左)に遭遇。
慌てて撮影したので写真を拡大できず。
犬が道の上流?側にいたので食われずにすんだ。
再び県道に出て、
天目指(あまめざす)峠に向かう。
民家が点在する。
右から左へ向かうのが県道。
向こうへ行く道は行き止まりで、
500m位先に神社があるらしい。
つづら折れが始まる。
急激なヘアピンカーブ。

天目指(あまめざす)峠の頂上。
峠の先の下り。
最初の集落で来た道を振り返る。
雲ひとつない青空だ。
紅葉。
県道53号線に出て、
秩父方面に向かう。
紅葉。
紅葉。
レトロな木材加工場。
紅葉。
ところどころ一車線になる。
次第に勾配がきつくなる。
左の山が伊豆ヶ岳か。
最後の集落。
上の写真の家付近からの下界の眺め。
この地点より上に家がもう一軒があった。
山伏峠。
紅葉。
紅葉。
正丸峠。
左の階段を登り、さらに登ると東屋があるが、
周囲が木で遮られて眺望はよくない。
右手の先にレストランがある。
看板を背に撮影。
レストランの付近からの眺望。
関東平野が一望できるらしいが、
今日は遠くが霞んで見えない。
晩秋のすすき。
正丸の集落が見えてきた。
朝走った国道299号。
この下から正丸トンネルが始まり、
秩父へ抜ける。

次のレポートへ ツーリングの記録へ  ホームへ 自転車紹介へ プロフィールへ リンクへ