西小山駅〜武蔵小山商店街〜立会川緑道〜すずめのお宿〜呑川〜松竹蒲田撮影所跡〜蒲田駅
参考資料:東京山手・下町散歩(昭文社) コース106,102,101,113


大分寒くなり、峠越えはきついので、久しく途絶えていた東京ポタリングを再開した。

最近晴天の日が多く、今日も天気予報では一日中晴れマークだったが、
実際は写真の通りの曇天で、撮影後に写真の明るさを補正するのに苦労した。

東急目黒線西小山駅まで輪行し、
首記参考資料の「コース106  下町商店街周遊 武蔵小山・中延」を開始。

武蔵小山商店街パルムは、昭和31年に完成したアーケード(屋根付)商店街で、日本初とも言われている。
また全長は800m(750mという記述もある)で、単一のアーケード商店街としては日本一長いと言われている。
早朝なのでまだほとんどの店は開いておらず、人通りも少なかったが、撮影にはその方が都合がいい。

旧中原街道の戸越(とごし)地蔵尊を過ぎ、さらにいくつかの商店街を通過し、中延(なかのぶ)駅に到着。

荏原町駅に移動し、「コース102  失われた川を歩こう 立会川追跡」を開始。
立会川という川が暗渠(あんきょ)になった立会道路、立会川緑道を走る。
このコース沿いは桜並木が見事だそうだ。

途中、碑文谷(ひもんや)八幡宮、すずめのお宿緑地公園、洗足池の水源である清水窪湧水に立ち寄る。
「すずめのお宿」という言葉は子供の頃から知っていたような気がするので、
民話や昔話かと思っていたが、説明文を見ると違うようだ。
するとなぜ知っていたような気がするのか不可思議ではある。
(後で調べたところ、昔話の「舌切り雀」の中に「雀のお宿」が出てくることが判明した。)

大岡山の東京工業大の構内を散策した後、
「コース101 リバーサイドウォーク 呑川」を開始。

以前、呑川(のみがわ)という川の上流の「暗渠(あんきょ)になっている部分を走ったが、
今回のコースは川が現れている下流部を走る。
途中、東調布公園に立ち寄りSLを撮影したが、機関室に入るときにゴン☆と頭をぶつけた。
数日してその部分を触ってみると、かなり大きなカサブタになっていて、それが剥がれた(>_<)。

やがて京急蒲田駅に到着。JR蒲田駅まで移動し、
「コース113  東京探検 蒲田天然温泉」を開始。

最初に、松竹キネマ蒲田撮影所跡に立ち寄り、
大田区民ホールアプリコの地下にある、撮影所の模型を見る。

照明の関係でうまく撮影できないため、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとばかり、
場所や角度をいろいろ変えて大量に(フラッシュを焚いて)撮影した。
付近の部屋で有名進学塾のイベントをやっており、周囲には子供と親が大勢いて、
筆者が一人だけ撮影所の写真をパシャパシャ撮影しているので、
かなり奇異に見られたと思われる(>_<)。

撮影が終了し、蒲田付近の天然温泉5軒を廻る。ただし1軒目は駐車場になっていた。
コースを終了した後、タイヤが3000本もあるというタイヤ公園に立ち寄り、
JR蒲田駅から輪行で帰宅した。


単独の商店街としては
日本一長いアーケードと言われる
武蔵小山商店街パルム。

上の写真は右の写真の左下の地点。

白いL字型の部分が武蔵小山商店街のアーケード。全長800m(750mという記述もある)。
地図でみると、L字型の両方を合わせた長さのようである。
早朝なので人通りは少ない。
道が交差する部分の屋根が円形になっている。
反対側の入口。
左が(旧)中原街道(ここここここ)、右が(新)中原街道。
下左の地図の矢印の部分で撮影。

中原街道は、江戸と平塚の中原御殿(徳川将軍家の別荘)を結ぶ、
旧東海道の脇街道だったらしい、。
    現在
         明治時代

         江戸時代
旧中原街道沿いにある
戸越(とごし)地蔵尊(上左の地図参照)。

戸越地蔵尊。

説明文中の京陽学校は、3枚上の明治時代の地図の○部分か。

超小型の神社(一本杉元八幡神社)。
壁がペイントされた店。
荏原町駅付近の立会道路。

参考資料の地図では、
コースが東急池上線を横切っていたが、
実際には渡れなかった。
備え付け?のオモチャ。
久しぶりに薄い建物発見。
長さを比較するため、自転車を置いた。
昭和大学病院。
小学校に設置してあった一輪車。

立会川緑道。

自転車は乗り入れ禁止なので、両側の車道を走る。
立会川緑道の説明板。

「昭和7年夏。円融寺から碑文谷八幡の方を見る。
左の小川が立会川。」と書いてある。
向うの森が碑文谷八幡宮なのだろうか。

明治時代の地図で見ると、左の写真は矢印の付近であろうか。
しかし、道の右側に川があるので違うかもしれない。
現在の、円融寺付近から碑文谷八幡宮方面の様子。
 ケロケロ

碑文谷(ひもんや)八幡宮の入口。
参道。
同上。

境内。
本殿。
同上。

本殿右奥の立て札の左の小屋に、
碑文谷(ひもんや)の地名の由来という説がある、
碑文石(ひもんせき)(ここここ)が格納されている。
表面の文字は陽射しの関係かよく見えなかったが、
ここの拡大写真だと見える。
すずめのお宿緑地公園(ここここここ)の入口。

竹林が多い。
昔このあたりは竹林が広がり、タケノコの産地だったらしい。
全然関係ないが、昔竹の子族というのがいて
わざわざ原宿まで見学に行ったのを思い出した。
移築した昔の民家。



同上。



内部の様子。



同上。
囲炉裏(いろり)。
ガソリンスタンドの看板の上で
くるくる廻っている人形。

洗足池の水源である清水窪湧水

水流が多いが。。。
ポンプで循環させているためだった。
大岡山駅と、日本初の駅上病院である東急病院。
写真では分かりにくいが、
壁面にツタ(ここここ)をはわせている(まだ少ない)。
東京工業大学の入口。
本館
構内。
原子炉工学研究所。
呑川(のみがわ)。
手前が上流で暗渠(あんきょ)になっている。

これからこの川沿いを下流へ下る。
呑川。
昭和のかほり漂う家。
モダンな家。
東調布公園内の児童交通公園。

東調布公園内のD51
内部の様子。
前方。
コンクリートで固められた川にしては珍しく
大石が転がっていた。
少々気になる黄色い部分。
ボウリング場のオブジェ?。
24時間営業らしい。
ツタがからまっている。
カモ?
(筆者は鳥の名前はほとんど知らない。)
三連。
雄たけびを上げる図。
異様に小さい舟?
左上の自転車に乗った人と大きさを比較。
煙突のような物がついているが。
京浜東北線をくぐる呑川。
蒲田駅付近で発見。

蒲田松竹撮影所跡の立て札。

三井ガーデンホテル前のこの建物の中にある。
アロマスクエア。
このあたりに、1920年から1936年まで、
松竹キネマ蒲田(かまた)撮影所(ここここここ)があった。

ここで一曲(←音が出ます)。
この曲は松竹キネマ蒲田撮影所の所歌らしい。

歌詞(ここから転載)。

1 虹の都 光の港 キネマの天地
  花の姿 春の匂い あふるるところ
  カメラの眼に映る かりそめの恋にさえ
  青春もゆる 生命(いのち)はおどる
  キネマの天地

2 胸を去らぬ 想い出ゆかし キネマの世界
  セットの花と 輝くスター ほほえむところ
  瞳の奥深く 焼き付けた面影の
  消えて結ぶ 幻の国 キネマの世界

3 春の蒲田 花咲く蒲田 キネマの都
  空に描く 白日の夢 あふるるところ
  輝く緑さえ とこしえの憧れに
  生くる蒲田 若き蒲田 キネマの都

全然関係ないが、
こう見ると、階段というのは縦方向の柱がないので、
結構不安定だ。

松竹キネマ蒲田撮影所の前にあった松竹橋のレプリカ。

これは本物の松竹橋の親柱。

松竹橋の親柱は、
アロマスクエア(左)と、
大田区民ホールアプリコ(右)の
間にある(矢印の奥)。



オレンジ色の部分が撮影所の敷地。

以下、大田区民ホールアプリコの地下にある、
松竹キネマ蒲田撮影所の模型。
全景。
天井の照明がガラスに反射するため、
うまく撮影できなかった。

水色は逆川(さかさがわ)。矢印が松竹橋。




No.1 ステージ。上記写真はここから転載。
撮影風景。
本館。
手前は現像部。
日本工学院専門学校。
以下、蒲田天然温泉めぐり。

ゆ〜シティー蒲田。
再び呑川。
先ほどと違う場所でまた小舟?発見。
屋根の色(水色と赤)が先ほどの舟と違う。
辰巳天然温泉。
西蒲田商店街で、
この旗がたくさん目に付いた。

ここ(8月26日)によると、

西蒲田商店街交友会が「もったいないBOX」スタートを記念して行なったお披露目フェア。この「もったいないBOX」はまだ使えるのに不要となったものを入れてもらい欲しい人に引き取ってもらおうというもの。今後、商店会に定期的に設置する。地域が一体となってモノを大切にしていこうという活動だ。

とのこと。
池上温泉。
明治8年に建てられた萬屋酒店。
巨大な石碑。
向うは池上本門寺。
コースの道を1本間違えたところ、これを発見。
ツタが上の電線に到達しているようだが。
久松温泉。
支え付きの電柱。
以下、西六郷公園(タイヤ公園)(ここここここここここここ).。
3000本の古タイヤがあるらしい。
同上。



同上。
同上。
同上。
同上。
同上。
同上。
富士通ソリューションスクエア。

以下オマケ
このツーレポの作成中に、
蒲田付近に七辻(こここここここ)と呼ばれる
七差路があることを知ったので、後日、現地へ調査に行った。
なお、七差路コレクションというサイトもある。

1枚の写真に何とか全部の道を入れた。
航空写真。

航空写真の1の道。



航空写真の2の道。



航空写真の3の道。



航空写真の4の道。



航空写真の5の道。



航空写真の6の道。



航空写真の7の道。



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