目黒駅〜目黒川〜旧海軍技研〜西郷山公園〜北沢川緑道〜羽根木公園〜玉川上水緑道〜笹塚駅
参考資料:東京山手・下町散歩(昭文社) コース82,71,61,63


新年早々、日本中を震撼とさせたライブドア事件の影響で
筆者の持ち株が大幅に下落し、ツーリングに行く気力が失せていたが、
遅ればせながら今年最初のツーリングに出かけた。

久しく行っていなかった東京ポタリングを再開し、
まずは首記参考資料の「コース82  リバーサイドウォーク 目黒川」を開始。

目黒駅まで輪行し、目黒川沿いの道を上流に遡る。
目黒川沿いは桜の名所(ここここ)だそうだ。
昨日は風も少なく比較的暖かかったが、今日は強風が吹き付け寒い。

目黒川沿いに防衛庁技術研究所というのがある。
このサイトによると、ここは旧海軍技術研究所で、
当時の本館や巨大水槽が残っているとのこと。

1947年頃の旧海軍技術研究所(ここから転載)。
細長い施設は船の模型を使って実験を行う、
艦船試験用の巨大水槽のドーム。
巨大水槽の左の細長い建物が旧海軍技術研究所本館。
下の池は実験池。


現在の航空写真。
敷地の半分から上が防衛庁技術研究所で、
巨大水槽や旧海軍技術研究所本館が残っている。
赤い屋根の建物やその右側の黒い建物も、
当時の建物が残っているように見える。
下の◇型の建物が防衛庁幹部学校、
その下の斜めの細長い建物が物質・材料研究機構。
巨大水槽は塀越しに何とか撮影できたが、
本館は、敷地内に入ることができず撮影できなかったので、
後日、恵比寿ガーデンプレイスから撮影した(写真中に「後日撮影」と明記)。

再び目黒川に戻り、テレビ番組「東京ラブストーリー」(実は見たことない)の
ロケで使われたという西郷山公園に立ち寄る。
丘の上にある公園で見晴らしがいい。

やがて池尻大橋駅に到着し、続いて「コース71  失われた川を歩こう 北沢川追跡」を開始。
この先目黒川は(上流が)暗渠(あんきょ)となる。
暗渠の上は緑道になっており、部分的に小川も流れている。

少し進むと北沢川と烏山川(の緑道)に分かれ、北沢川側を進む。
途中、著名進学校の筑波大付属駒場中高を撮影した。

梅ヶ丘駅近くの羽根木公園で梅祭りをやっていたが、梅自体はまだ咲き始めだった。
梅林の中に人ごみがあるので行ってみると、モデル撮影会をやっていた。
梅祭りのイベントの一つかもしれない。

車の展示会などのイベントで(行ったことはないが)、
カメラ小僧とかいう人たちがいると聞いていたので、
撮影しているのは若者かと思ったが、
ほとんどは年配のおじさんで、一生懸命撮影していた。
誰でも撮影可能なようだったので、筆者も混じって数枚撮影した(^^;)。

梅ヶ丘駅に到着し、ここから環七を通り、代田橋駅まで移動。
環七沿いの歩道を低速で走っていたところ、歩道の脇に女性がうずくまっていた。
その横を通過すると、女性の向こうから不意に犬が飛び出してきてあやうく轢きそうになった。
女性は犬の糞の始末をしており、その間に犬が飛び出したようだが、
犬は女性の陰に隠れていて見えなかった。
もし轢いていたらと思うとぞっとする。

代田橋駅付近でラーメンを食べた後、「コース61  失われた川を歩こう 玉川上水追跡」を開始。
多摩川の中流の羽村市で取水される玉川上水(1654年)は
下流では暗渠化され、緑道になっている。
地上に顔を出している個所が2箇所ほどあったが、水量は少ない。

初台駅に到着し、「コース63  昔みちを歩く 幡ヶ谷」を開始。
幡ヶ谷不動に立ち寄った後、昔みち(現在は商店街になっている)を走り、笹塚駅から輪行した。

やや派手なビル。
桜の名所、目黒川

塀の上から無理やり撮影した巨大水槽。
施設内の写真はここを参照。


後日、恵比寿ガーデンプレイスから撮影。

後日撮影。
当時の建物と思われる
赤い屋根と黒い屋根の建物。

後日撮影。白い建物は、昭和初期に建てられた旧海軍技術研究所本館。
後日撮影。
左の縦長の建物は物質・材料研究機構、
中央の大きな建物は防衛庁幹部学校。

麻薬取締官事務所。

敷地内のバス。

不気味な建物発見。
目黒川。
鉄道の橋脚に書かれた落書き(ポスター?)。
この丘の上は、
西郷隆盛の弟・従道の別邸として
使われた西郷山公園(ここここここ)。
夜景がきれいらしい(ここここここ)。

「東京ラブストーリー」のロケで
使われたらしい(ここここここここ)。
ここで一曲←音が出ます)。

当時の写真。左の黒い縦線は吹き付けられたペイント跡。
公園の周囲には高級住宅が多い。
久しぶりにやや薄い建物発見。
川幅が次第に狭くなってきた目黒川。
コースを離れて高台に登る。
名門、筑波大付属駒場中高

同上。農園のようだ。

同上。
目黒川はここから暗渠(あんきょ)になる。

自転車は遊歩道でなくこちらを走る。

暗渠の上には遊歩道と小川が作られている。
ここで分岐し、左が烏山川、右が北沢川となり、
右に進む。
北沢川の遊歩道。
木に注意!
交差する道にも注意!
小川が続く。
遊歩道と交差するこの道は、鎌倉古道らしい。
羽根木公園(ここここここ)で、
梅祭り(ここここここここ)をやっていた。
しかしまだ咲き始め。
この写真はのど自慢大会。
店はにぎわっている。
わずかに咲いていた梅。
同上。
モデル撮影会に群がる人々。




いっしょに混じって撮影
カメラマンが多いのでモデルさんは視線を順に移動させていく。




モデルさんは数人いた。
今日は風が強く寒いので大変だ。。。
変わった外観の家。
環七沿いの有名ラーメン店
「なんでんかんでん」(ここここ)。




和田堀給水所(ここここ)。
敷地を一周したが、一番見える所でこの程度しか見えなかった。

巨大な円筒型のタンクの中央に建物がある。
敷地はもっと広い。
この写真は隣接する児童公園の
滑り台の上から撮影。

航空写真で見るとこんな感じ。
左下の円がタンクでその中央部が建物。

建築中の高級住宅。
玉川上水緑道(下を玉川上水が通っている)。
玉川上水をたどった記録がここここにある。
顔を出した玉川上水。
周囲は金網で囲まれている。
この後再び暗渠となる。
再び顔を出した玉川上水。
水量は極めて少ない。
ここで暗渠となり、
この先(下流)地表に顔を出すことはない。
玉川上水緑道。
暗渠になった後も、橋はそのまま残っている。
実習に使う消防車。
左は消防科学研究所。
沖縄料理店の店先にて。
初台に近づき、
東京オペラシティが見えてきた。

建設中の道路。
姉歯物件でないことを祈る。
新宿パークタワー
東京の高層ビルについてはここを参照。



NTT東日本本社ビル
東京オペラシティ(ここここ)。
この地下に、手塚治虫ワールドというのがあるらしい。



新国立劇場
東京オペラシティ(右)と新国立劇場(左)の間の空間。
ロッテ本社。祝プロ野球優勝!
ロッテといえば
子供の頃こんな番組(ここここ)を見ていた。
幡ヶ谷不動尊
甲州街道に伴走する昔みちの幡ヶ谷不動通り。

以下オマケ
後日撮影したときに登った恵比寿ガーデンプレイスと、
そこからの眺望。

目黒、恵比寿間の山手線外側に見える
「日の丸」自動車学校(ここここ)。
赤い球体は日の丸を表しているらしい。

航空写真で見るとこんな感じ。
苺チョコレートケーキを連想した。

今日の出発点である目黒駅の東側に、
戦前、海軍大学があり、その建物が近年まで
国立予防衛生研究所の建物として使われていた。
しかし残念ながら取り壊された。
上記は昭和49年の航空写真(ここから転載)。













上記は海軍大学構内の略図(ここから転載)。
下記は1947年の航空写真(ここから転載)。


次のレポートへ ツーリングの記録へ  ホームへ 自転車紹介へ プロフィールへ リンクへ