軍畑〜梅野木峠(640m)〜羽村〜多摩川CR〜羽田〜川崎(100km)
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイド東京西部編(山と渓谷社) P70, P12

(注)本レポートでは、サイクリングロードをCRと略します。
(注)上流から下流に向かって左側の岸を左岸、右側の岸を右岸と呼びます。
(注)多摩川CRの詳細な案内はここを参照してください。

2001年の走り納めとして、峠越えと長距離の両方を一度に行うことにした。
青梅線の軍畑まで輪行し、梅野木峠へ向かう。

梅野木峠はある程度本格的な峠のうち、都心からの距離が最も近い峠ではないか。
標高は640mと大したことないが、駅の近くからいきなり急な登りが始まるので結構きつい。
峠に向かう林道は関係車両以外立ち入り禁止で車がほとんど通らないので、
登りのきつい個所は得意の蛇行運転でゆっくり登る。
川のせせらぎと風による木々のざわめきがかすかに聞こえるのみで、
下界の音はほとんど聞こえない。

峠の頂上で、峠越えの非常時(土砂崩れなど)のために
先日購入したiモードの携帯を試したところ、
通話圏内だったので、試しにYahooの掲示板に投稿してみたらうまくいった
世の中便利になったものだ。
峠を越える間、結局人にも車にも全く出会わなかった。

峠を越えてすぐ、かなりの激坂(下り)がある。私の脚力では多分登れないだろう。
峠を下ると近年発掘されたつるつる温泉の建物が見えてくる。
「生涯青春の湯」?というのがキャッチフレーズらしい。

この先、一般道を走り、多摩川CRの終着点である羽村に向かう。
右岸の郷土博物館の先からCRは始まる。
橋を渡って左岸の玉川上水取水口付近を通り、下流に向かう。

多摩川CRは途中何ヶ所か途切れており、一般道を通る必要がある。
途中、Yahooの自転車掲示板の「多摩川を走っている人集まれ!」というトピで
「鯛焼き公園」と呼ばれて溜まり場になっている公園に立ち寄るが、
平日なので誰もおらず、鯛焼き屋さんも閉まっていた。

府中〜調布付近はCRの道が赤っぽい色でカラーリングされている。
今日は平日なのでさほどでもなかったが、この付近は自転車や散歩する人の数が多い。
ローラースケートでなぜか後ろ向きに走っている人を見かけた。
散歩している人でもたまに後ろ向きで歩いている人がいるが、
一体どういう意味があるのか筆者には全く不明である

狛江で左岸のCRが途切れ、多摩水道橋を渡り右岸(川崎側)のCRを走る。
橋のたもとに茶店がある。
右岸は左岸に比べると、CRの交通量は少ないようだ。また河川敷内に畑があったりする。

サッカーの旧ベルディ川崎の本拠地だった等々力緑地を過ぎ、丸子橋で再度左岸(大田区)に渡る。
丸子橋の少し下流から再度左岸のCRが始まるが、HP用のウケ狙い
旧巨人軍グラウンドと、巨人の選手ご用達のおでんや「小池商店」を
カメラにおさめるため(ちなみに私はオリックスファンだが)、少し上流に進む。
この部分はCRがなく、一般道は交通量が多くて危険だが、
歩道がついているので歩道を走行した方がよい。

続いて、これまたHP用のウケねらいで、、日本屈指の高級住宅街、田園調布をポタリングすることにした。
多摩川から田園調布への坂は先日の今川峠に匹敵する激坂で、私の脚力では登坂できなかった。
田園調布の街自体も結構起伏に富んでいる。
長嶋元巨人軍監督の家を写真に撮ろうと探したが、場所を忘れてしまい、発見できなかった。

多摩川に戻って再度左岸のCRを走る。川崎を過ぎて河口に近づくと、
左岸は釣り舟などの舟溜まりが点在し、右岸には京浜工業地帯が見えてくる。
羽田空港手前の赤鳥居まで走ってから戻り、大師橋を渡って川崎市側に出る。

京急大師線終点の小島新田駅前には工場労働者向けの立ち飲み式の飲み屋が立ち並び、
さながら昭和30年代のような雰囲気だ。
川崎駅まで走り、輪行して帰宅した。

先日走った荒川との比較:

(1)荒川の下流は河川敷にCRがあるので、横切る一般道路があっても
その下をアップダウンなしにそのまま通過できることが多いが、
多摩川の場合は主に堤防上にCRがあるので、横切る一般道路があると
CRはいったん短い坂を下って道路の下をくぐり、また坂を登る必要がある。
その際、CRがZ字型になっていて、一旦逆戻りしなければならない個所もある。

(2)荒川の下流は野球などのグラウンドが多いため、簡易トイレや水道が結構多いが、
多摩川はトイレや水道の数が少ないようだ。

(3)荒川下流は自転車や人は比較的多いが、多摩川よりも道幅が広いので人口密度は少ない。
荒川上流は多摩川よりも人口密度ははるかに少ない。

(4)荒川は下流も上流も河川敷が広いため多摩川の橋よりはるかに長い。
梅野木峠の入口。一応立ち入り禁止になっている。
朝日を浴びて静寂の林道を走る。
奥多摩の山々
梅野木峠の頂上
つるつる温泉
羽村の郷土資料館
左が多摩川、右が玉川上水取水口。
福生付近のサイクリングロード
昭島のくじら公園付近のサイクリングロード
鯛焼き公園、右のお店が鯛焼き屋さん(いずれも通称)。
鯛焼き公園の砂場
赤っぽい色にカラーリングされている
府中付近のサイクリングロード。
川崎側のサイクリングロード。
右の一般道は車の往来が激しい。
旧巨人軍グラウンド
巨人の選手ご用達だったおでんやさん(小池商店)。
田園調布手前の激坂
田園調布のたたずまい
田園調布駅前の並木
川崎を望む
川崎の高層ビル群
京浜工業地帯を望む
多摩川河口付近。左が羽田空港。

河口付近にある
穴守稲荷神社の大鳥居(ここここ)。
対岸は川崎の京浜工業地帯。
一杯飲み屋が立ち並ぶ
京急大師線終点の小島新田駅前。
ここで一曲(←音が出ます。)

次のレポートへ  ツーリングの記録へ  ホームへ 自転車紹介へ プロフィールへ リンクへ