穴山駅〜新府桃源郷〜新府城跡〜高岩〜信玄堤〜釜無川CR〜笛吹川CR〜山梨市駅
参考資料:なし


今シーズンは既に梅と桜を撮影したので、今度は桃の撮影に行くことにした。

中央線の韮崎の先にある穴山駅まで輪行。
今日は快晴だが、甲府盆地は例によって霞んでおり、
八ヶ岳と富士山はほとんど見えなかったが、
南アルプスの鳳凰三山は何とか見えた(今日の撮影はこれが見えないと話にならない)。

10分ほど走ると新府桃源郷の桃畑が広がり、菜の花もちらほら咲いている。
新府共選場(桃の選別をする場所か?)では花見会が行われていた。 
なお、新府桃源郷の開花情報はここの「旬の花だより」を参照した。またここにコース案内がある。

少し進むと、武田勝頼の(滅亡前の)最後の居城だった新府(しんぷ)城跡に到達する。
249段の急な階段を登ると頂上に出る。
ここでも祭りをやっていて出店がずらりと並び、
三波春夫の歌声(地元のご当地音頭?)がスピーカーから流れていた。
新府(しんぷ)城の詳細はここここを参照されたい。

続いて県道17号線を南下し、釜無(かまなし)川と御勅使川(みだいがわ)の合流地点に向かう。
ここで御勅使川の治水の歴史を簡単に説明する。

釜無川へ流れ込む御勅使川は普段は水量が少ないが、
大雨が降ると氾濫し、下図の「旧河道」に示すように甲府盆地に洪水をもたらした。
そこで武田信玄は治水を行い、まず川の流路を下図の点線のように変え、
釜無川との合流点付近で流れを高岩に当てて水勢を弱め、
その下流に信玄堤を設けて氾濫を防いだ。

この治水に伴い、御勅使川の上流の扇状地では、石積出し将棋頭(しょうぎがしら)といった
流路を変えたり分岐させるための工夫がなされた。

御勅使川の治水の歴史に関しては、ここここここなどに解説がある。
また山梨日日新聞社の「グラフ信玄堤」、「信玄堤」に詳しい説明が書かれている。

御勅使川と釜無川の合流地点を撮影した後、高岩、信玄堤を撮影する。
信玄堤には、信玄の治水で使われた聖牛(せいぎゅう)の複製がずらりと並んでいた。、
これは洪水時に河岸に当る水をはね、河川の安全をはかるのを目的とした木製の構造物で、
ここここに説明されているが、これが本当に効果があるものなのか理解できなかった。

ここからは釜無川沿いのサイクリングロード(以下CRと略記)を走る。
なお、甲府盆地のCRについてはここを参照されたい。

このCRは自転車も人もほとんど通らない。
甲府盆地の南端の市川大門に近づくにつれ、向かい風が次第に強くなってきた。
釜無川と笛吹川の合流点の手前の富士川大橋でUターンし、今度は笛吹川沿いのCRを走る。
ここからは追い風に変わる。

実は最近睡眠不足で、今朝も始発で来たため、次第に睡魔が襲ってきた。
また、電車内で寝たり起きたりを繰り返したせいか、頭痛がしてきた。
このように体調不良のため、追い風ながら走るのが苦痛で、途中で何度も休憩した。

このコースは4年位前にbromptonで走ったことがあるが、
そのときこのあたりで、前方にCRをまたいで人が倒れているのを発見したことを思い出した。
死体だと思ったので(>_<)、やっかいなものを目撃したと思いながら恐る恐る近づくと、
人はむっくり起き上がってスタスタ立ち去った。
単にCR上で昼寝をしていただけだったらしい。
いくら通行量がほぼゼロだと言っても、道の上で昼寝をするとは全く人騒がせだ。

ようやく山梨市に到着し、走り輪行して帰宅。

なお、今まで日焼け止め(強力なタイプ)を顔にしか塗らなかったが、
腕や足が真っ赤になるとジムでかっこ悪いので、今回は腕と足にも塗り、効果を調べた。
その結果、今日は一日中晴天だったが、全然日に焼けず、効果は抜群であることが分かった。
腕と足には表だけ塗ったが、腕の表と裏の間に、日が当たるのに塗りそこなった隙間が少しあったため、
その細長い部分だけが赤くなってしまった(^^;)。

穴山駅付近から南アルプスの鳳凰三山の眺望。
ここで一曲(←音が出ます。)
のどかな風景の中を走る。
スモモ?を入れて撮影。
次第に桃畑が広がる。
菜の花も咲いている。
霞んでいる茅ヶ岳(かやがだけ)。
新府共選場では花見会が行われていた。
桃と菜の花を入れて撮影。
向こうに見える小山が新府城跡。
再び菜の花を入れて撮影。
桃のピークはやや過ぎていたようだ。
ここによると、これは鑑賞用の「はなもも」らしい。
南アルプスを入れて撮影。
新府城跡に向かう。

新府城跡。
右は昔の想定復元図。
上の写真は、右の図の右側。
結構急な249段の階段を登ると頂上に着く。
祭りをやっていて、これからお御輿が出発するらしい。
ロボット君登場。
城跡から北側の眺望。
八ヶ岳は霞んでいてほとんど見えない。
西側の眺望。
眼下に釜無川が流れている。
韮崎市内のなめこ壁の土蔵?。
御勅使川(みだいがわ)との合流点付近の釜無川。
写真で上から下に流れる御勅使川(みだいがわ)が、
右から左に流れる釜無川に注ぐ。
合流後、流れを向こう岸の壁(高岩)に当てて、
水のエネルギーを減らす。
中央左が高岩、中央右が信玄堤。
(手前が下流)。
観光用?の木製の聖牛(せいぎゅう)。
信玄堤と、ずらりと並んだ聖牛。
現代の聖牛はコンクリート製。
草がからまっている。
これも現代の聖牛か?
サイクリングロード沿いにずらりと並ぶ。
開国橋付近の釜無川。
釜無川CR。
富士山は霞んでいてほとんど見えない。

笛吹川。



富士川大橋付近の中州から下流の眺望。
左が笛吹川。右は釜無川。
この先800m位のところで合流し、
富士川となる。

釜無川。


ここからは笛吹川沿いを走る。
CR沿いなのに「シートベルトをつけましょう」の看板が
堤防の上は一般道で、下をCRが通っている。
左は笛吹川。
笛吹川沿いは草地が多い。
同上。
ここで一曲(←音が出ます。)
石和温泉付近の笛吹川。
桃の花祭りの最中で、ノボリがずらりと並んでいた。
これは観光用?の聖牛。
これは木材合掌枠と呼ぶらしい。
このとき(奇しくも1年前の同じ日)行った京戸川扇状地の遠望。
甲府盆地の縁にはいくつもの扇状地が並んでいる。
山梨市付近の笛吹川。

次のレポートへ  ツーリングの記録へ  ホームへ 自転車紹介へ プロフィールへ リンクへ