日光〜霧降の滝〜霧降高原〜六方沢橋(標高1450m)〜大笹牧場〜龍王峡(走行距離45km)
参考資料:自転車コースガイド関東エリア(アテネ書房) P66



日光には生まれてから一度も行ったことがないので、今回は日光方面に足を伸ばすことにした。
今回のコースは標高差が1120mあり、今まで登った中で一番かもしれない。

日光駅まで輪行。霧降大橋を渡ると早速坂が始まり、以後延々と登りが続く。

やがて霧降の滝に到着。入り口の茶店に自転車を置き、300mほど歩くと霧降の滝が見える。
滝の途中が樹木で遮られ、2つに分断して見える。
最近滝の写真を何枚か撮ったが、どうも写真にすると迫力がなくなるようだ。

茶店に戻り何気なく後輪を見ると、タイヤの横に裂け目を発見した。
箱根に行ったときのように走行中にバーストしないか心配だ(ここの一番下参照)。

ここからは霧降高原有料道路に入る。相変わらず登りが続く。
例によって、呼吸が乱れない程度の超低速(時速5〜7km)で登る。

ときおり大型バスが黒い排気ガスを撒き散らして通り過ぎる。
バイクがやけに多く走っている。中には金属質の爆音をたててものすごい速度で走るバイクもおり、
ヘアピンカーブをオートレースの選手みたいに体を目いっぱい傾けて曲がっていく。。

よく見ると、同じライダーが何度も現れることに気が付いた。
有料道路の料金所は先にあるので、料金所までの道を何度も行ったり来たりしているようだ。
カーブで転倒でもされて巻き添えを食ったらえらい事だ。

霧降高原でリフトが動いていたので乗ってみることにした。
この付近は冬場はスキー場で、スキー用のリフトである。
私はスキーはやらないので、リフトに乗るのはもしかすると子供の頃以来かもしれない。
最初1本だけ乗るつもりだったが、結局3本乗り継いで上の方まで行った。

リフトの頂上からは日光市街などが見え眺望はいいが、例によってやや霞んでいる。
ここからさらにハイキングコースを進むと赤薙山に到達するようだ。

リフトから戻り、再び道路を登り始め、ようやく今日の最高点である六方沢橋に到着。
谷底からの高さは134mあるそうで、谷底を見るのが怖い(>_<)。

ここからは待望の下り、やがて広々とした大笹牧場が見えてくる。
白い柵が緑の草原に映え、眩しい。

とそのとき、後輪がシュ〜シュ〜音を立て始めた。調べると久しぶりのパンク(>_<)。
少し自転車を押して歩いて行くと、道の脇に待避用に広くなっている場所があったのでそこに店を広げた。
タイヤをはずしてチューブを調べると、内側に穴があいていた。
2ヶ月位前に悩まされたリム穴によるパンク(ここの「BD-1シリーズの不具合」を参照)が
再発したのかとリムテープの状態を確認するが、リムテープに異常はなかった。

原因不明のままパッチを貼り、少し走るとまたもやプシュ〜。
確認すると、先ほど貼ったパッチの境界付近に穴が空いていた。
先ほど貼ったパッチの位置が穴からずれていたのかと思ったが、
パッチを剥がしてみると先ほどの穴はちゃんと中央にあり、今回のは別の穴だった。

元々2つ空いていたのか、タイヤ内に何か異物があってほぼ同じ位置に2回あいたのか不明だが、
仕方ないので後輪を工具を使って久しぶりにはずし(後輪はクイックリリースでないので)、
チューブを新品と取り替えた。
またちょうど穴の付近が、前述のタイヤに裂け目が入っている部分と近く、
バーストする可能性があるので、携帯しているタイヤの切れ端をタイヤの内側に入れて補強した。
牧場の牛小屋付近で作業したため、ときどきモ〜という鳴き声が聞こえてきた(-_-;)。

牧場のレストハウスを過ぎ、小さい峠を越える。
それにしても今日は真夏のような天気だ。
むくむくと入道雲がわき、樹木は強烈な陽光に照らされ、陰影ができている。

峠を越えると鬼怒川に到達。ここからは川沿いに下り基調となる。
八汐湖を越えるとトンネルがいくつか現れるが、
歩道はなく、長いトンネルもあるので後尾灯は必須だ。

川治温泉を過ぎ、ようやく龍王峡に到達。
自転車を置いて、渓谷沿いの自然研究路を歩くことにした。
虹見橋を渡って上流に向かい、むささび橋を渡って下流に戻る40分位の周回コースだが
(もっと先に行くこともできる)、ほとんどの人は、最初の虹見橋でUターンしてしまうので、
そこから先は1人しか出会わなかった。
林や湿地帯の中を歩き、ときおり渓谷が見え隠れする。
多くの小川が流れており、それらは滝となって渓谷に向かって流れ落ちる。

当初、もう少し下流の鬼怒川温泉まで行く予定だったが、
夕方になってきたので野岩鉄道の龍王峡駅から快速(浅草まで直通)で輪行した。
ふと隣の車両を見ると、大きな輪行袋が4つほど置いてあったが、
彼らはどのあたりを走ったのだろうか。

霧降大橋から日光連山の眺望。
霧降の滝。写真だと迫力がない。
山の中央上部に赤壁が見える。
霧降高原有料道路。
ここはオートレース場?
(注)走っているのは2台
次第に下界の眺望が開けてくる。
リフトを3本乗り継いで山の上へ。
リフト山頂からさらに進むと赤薙山に至るらしい。
リフト山頂から日光市内を望む。
リフトの下りは眺めがよい。
霧降高原からの眺め。
高さ134mの六方沢橋。
橋の上から撮影(1)
(注)下の写真とほぼ連続している。
橋の上から撮影(2)
広大な大笹牧場。
先週に続き牛発見。
も飼育されている?
今日は真夏のような天気だ。
鬼怒川に到達。
八汐湖
川治温泉?
横切っているのは野岩鉄道。
龍王峡の虹見の滝。
滝の上から見るとこんな感じ。
滝は写真上方の鬼怒川に流れ落ちる。
龍王峡(1)
龍王峡(2)
龍王峡(3) 焼いたベーコンを思わせる岩。
龍王峡(4)

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