【特別企画】 ジロ・デ・ラウメン (副題:二郎巡礼の旅) (走行距離160km)

今回走ったコースを青で、2回目(ツーリング報告No.33)に走ったコースをオレンジで示します。


私は元々ラーメンは好きだが、数年前、テレビ東京の「テレビチャンピオン」という番組の
ラーメンチャンピオン大会」を見て、ラーメン食べ歩きを趣味にしている人々がいることを知った
インターネットで調べてみると、ラーメンのHPは無数にあった(東京のラーメン屋さん
ジャンボのラーメン三昧など)。またその頃からラーメン本が書店に数多く並び始めた。

そこでそれらを参考にして、「うまい」と紹介されているラーメン店の食べ歩きを始めた。
そして有名店のラーメン20店ほどを食べたが、普通の店のラーメンとそんなに違うとは感じられなかった。
ラーメン本では、「この店のラーメンは和風風味のダシがきいて云々」とか解説してあるが、
食べても「そんなもんかなー」という感じなのだ。

最初は好みの問題かなと思ったが、ラーメンの掲示板で、「この店のラーメンは
化調(化学調味料のこと)が多くて云々」とかいう投稿を見るに及び、
どうも私の味覚は相当鈍いのではないかと思い始めた(いわゆる味覚障害)。
そもそも子供の頃から、味の素を入れる前と入れた後で味の違いが分からない(^^;)。
またラーメンに限らず濃い味(寿司なら醤油の味、焼肉や餃子ならタレの味)が好きなので、
味覚がだんだんおかしくなり、その結果、ラーメンのスープの微妙な風味が感知できず、
うまいラーメンが認識できないのではないかという結論に達した。

そんな中、「ラーメン二郎」というラーメンがあるのを知った。
本店などは行列が長く、また注文の仕方が難しそうなので、試しに近くの神田店で食べたところ、
いままで食べたことのない味で、味覚障害?で濃い味が好きな私にもとてもおいしく感じられた。

麺はうどん位の太さで量が多い。スープは背脂の浮いたとんこつ醤油で、
野菜(もやしとキャベツ)とニンニクを無料トッピングで入れることができる。
人によって好みが極端に分かれ、ハマる人と全く受け付けない人がいる
ハマりすぎて中毒になった人を「ジロリアン」と呼ぶ。
また「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」という名言がある。

現在首都圏に25店舗に増殖した。店によって味やメニュー、注文方法が異なり、
長い行列ができる人気店と、そうでない店がある。

二郎関連のホームページは多数あるが(リンク集参照)、
店の地図や食べ歩きレポートはラーメン二郎PC店が詳しい。
二郎の風習(特に本店)についてはラーメン二郎三田本店命に詳しい。
二郎創始者の山田さんのインタビューは笑えると思う。
また麺の写真集が二郎がいっぱいにある(画像にポインターを置くと一瞬店名が表示される)。

二郎と遭遇したのちもラーメン食べ歩きを続けたが、私の味覚では二郎よりうまい店が
あまりなさそうなので次第に行かなくなってしまった。
また当初、食べ歩きは電車+徒歩だったが、そのうち(腹を減らすために)
ママチャリで回るようになった。そして次第に自転車の方がメインになり、今に至っている。

一時は二郎中毒になりそうになったが、なんとか回復し、現在は年に10杯程度食べる程度だ。
なお、他に好きなラーメンは、ラーメン博物館にある純蓮(すみれ)の味噌、
京都銀閣寺ラーメンますたに(日本橋、御徒町など)あたりだ。

(注)もしこのレポートをに影響されて食べに行き、全然好みに合わなかった場合は
    二郎というラーメンが本質的に合わないか、またはその店の二郎が今ひとつなのか、いずれかですが。

さて、先日Yahooの自転車関係の掲示板に、これから走るツーリングコースの案として
「ラーメン二郎全25店舗」走破というのを冗談で投稿したところ、
若干1,2名の方から賛同が得られた(^^;)。
その関連で全店舗の地図(上記)を作成するはめになったが、
地図を見ると、うまく経路を設定すれば1日で回れるかなと思い始めた。

本日は天気予報によるとずっと曇りで午後遅くに雨が降るとのこと。
まっとうなツーリングコースに行ってもいい写真が撮影できないかも知れないし、
今なら日も長いということもあり、全店舗走破、題してジロ・デ・ラウメン(navyblueさん命名)を
決行することにした。
なお、私は二郎を食べると下痢をすることがあるので(>_<)、走行中食べるのは断念した。

前置きが異常に長くなってしまったので、この辺でレポートを開始する。
なお、二郎の写真ばかり掲載するとひんしゅくを買うこと間違いない(>_<)ので、
今回も付近の写真を織り交ぜることにした。

朝5時前に門前仲町を出発。蔵前橋通りを通って亀戸店に到着。
次に、旧中川、荒川、新中川を越えて江戸川に到着。
このあたりは地盤が低いせいか、自転車で大きな川の橋を渡るときは
自転車を押して階段のスロープを上り下りしなければならず厄介だ(>_<)。
ときには傾斜が非常に急な階段もある。

ここからは江戸川サイクリングロード(以下CR)を北上して松戸店に向かう。
朝早いので、川は朝もやが立ち込めて霞んでいる。
途中で寄った柴又帝釈天の境内では、100人位の人がラジオ体操をしていた。

松戸店は二郎の千葉県進出第一号店で、一週間位前に開店したばかりだ。
実は前日、Yahoo自転車掲示板江戸川トピオフ会で食べに行った。

次に国道6号線を通って堀切店へ。
ここは荒川沿いにあるので、荒川CRを走るときにときどき立寄る。

続いて荒川CRを北上して赤羽店へ。普段は荒川右岸(西側)を走るが、今日は左岸を走った。
右岸からだと対岸に首都高しか見えないが、左岸からだと川越しにビル群が見え、また違った風景だ。
赤羽店は王二郎、バネ二郎などの異名をもち、二郎の中でも人気店だ。

次に池袋西口店に向かう。このあたりから道がアップダウンするようになる。
天気予報では曇りだったが青空が広がり、暑くて体力を消耗する。

続いて明治通りを経由して高田馬場店へ。ここも10日ほど前に開店したばかりだ。
小滝橋通りを通って小滝橋店へ。
ちょうどシャッターが開き始めていて、開店を待っている人が1人いた。

ここで天気がいいので寄り道して都庁の展望台へ登ることにした。
南と北の展望台があり無料。修学旅行の生徒でごった返していたが、
それほど待ち時間なしてエレベーターに乗ることができた。
展望室から窓越しに写真を撮影したので、窓ガラスが反射してしまった。
カメラを窓に接触して撮影すれば反射はなくなるかもしれないと後で気が付いたので、今度試してみる。

続いてコマ劇場の裏にある歌舞伎町店へ。周囲は少々怪しげな雰囲気だ。

靖国通りを東に向かい、路地の奥にある神田店へ。
ここは自宅から一番近いのでときどき食べに来る。

続いて中央通りを南下して銀座を通過し、新橋店、さらに霞ヶ関の官庁街からも近い虎ノ門店へ。

桜田通りを南下し、いよいよ二郎伝説発祥の地、慶応義塾大学横の三田本店へ。
写真を撮影し、しばし感慨にふける。
この時点で通過した店舗数を数えると25店舗中の12店舗目だ。

実は今回、コース設定をちゃんとしておらず、走行にどの程度時間がかかるか見積もっていなかった。
そのため、まだ余裕があるだろうと、周辺の写真を撮影したりして走行していたが、
このあたりから、もしかして時間が足りなくなるのではないかと思い始めた。

次は目黒店に行く予定だったが走行予定コースから品川店が抜けているのを発見し、
慌てて経路を設定し、海岸通りを南下して品川店へ。ここは埋立地で裏には運河が流れている。

さらに山手通りを走り、人気店の1つ目黒店へ。
ここまでの店は小滝橋店を除いてシャッターが閉まっていたが、
目黒店は開店していて20人位の行列ができていた。

再び、走行予定コースから環七新代田店が抜けているのを発見し(>_<)、経路を設定する。
新代田付近は環七ラーメン戦争という異名のあるラーメン激戦区で、
有名な九州ラーメン「なんでんかんでん」も近くにある。

続いて仙川店へ。駅周辺が歩行者天国になっていたため、脱出するのに苦労した。

次に北上し、井の頭公園の脇を通って人気店の1つ、生郎吉祥寺店へ。
ここは以前ラーメン二郎吉祥寺店だったが、昨年?二郎グループから脱退した。
以前成蹊大の学生がいたずらして、看板の「ラーメン二郎」にテープを貼って
ラ「ブ」メン「生」郎にしてしまったことがある。
そのときご主人は怒ってテープを剥がしたが、今回の二郎グループ脱退で店名は「生」郎になった。
最近麺の太さが以前の1/4位になり、生郎ファンをなげかせているらしい。

ここから玉川上水沿いに五日市街道(の対岸の道)を西に向かい、新小金井街道店へ。
ここも開店しており行列ができていた。八王子店の息子さんがご主人だとか。

さらに南下して府中店へ。普通の二郎はカウンター席のみだが、
ここは店内を覗くとテーブル席が見えた。またメニューに餃子やソフトクリーム!があるらしい。

少し進むと下川原緑道という歩行者・自転車の専用道を発見したので、
その道を走り、郷土の森から多摩川CRを走る。関戸橋を渡って対岸の聖蹟桜ヶ丘へ。

ここから野猿街道を走る予定だったが起伏がありそうなので、大栗川に沿った静かな道を走る。
下柚木交差点を曲がり、少し進んでようやく八王子野猿街道店に到着。
この時点で夕方5時位になってしまい、計画達成が困難となってきた。

移転した都立大を過ぎ、トンネルを越えると町田市だ。
しかしここから町田店までの距離は遠い。
幸い町田街道は歩道がついており、歩行者や自転車が少なかったので、ひたすら歩道を走った。
町田市中心部で歩行者天国に巻き込まれ、迂回してどうにか突破。

さらに走り、夜6時半頃ようやく町田店に到着。
まだ何とかライトなしで走れるもの、30分ほど前からポツポツ雨が降っている。
残りは鶴見、武蔵小杉、川崎、蒲田の4店舗。
ここから恩田川、鶴見川のCRを通って鶴見に行く予定だったが、まだ距離は大分ありそうだ。
このまま続行するかどうか迷ったが、夜間、雨の中を不案内な道を走るのはぞっとするので、
残念ながらギブアップすることにした(>_<)。

本日の走行距離は160km、横浜線成瀬駅から輪行した。
(なお、今回到達できなかった店舗はツーリング報告No.33で走破した。)

夏場所が行なわれている国技館
鏡のような水面の隅田川
亀戸店
どうやって登ったらいいのでしょう?
朝もやの江戸川CR
みやげ物店が軒を連ねる柴又帝釈天の参道
柴又帝釈天。
先ほどまで、100人位でラジオ体操が行なわれていた。
最近開店した千葉県初進出の松戸駅前店。
ご主人がプロレスラーの蝶野に似ている。
江戸川CRを走るサイクリスト
堀切店
荒川左岸のCRからの展望。
道幅の広い荒川右岸CR。
人気の高い赤羽店。王二郎、バネ二郎とも呼ぶ。
二階はもんじゃ二郎。
なかなかの雰囲気がある王子駅裏の飲み屋街。
超薄型の家
池袋東口店。
お店が作成したHPがある。
都電健在!.
意外と水のきれいな神田川。
ここで一曲(←音がでます。)
最近開店した高田馬場店。
不気味な塔発見。
ちょうどシャッターが開き始めた小滝橋店。
近くには超有名店、麺屋武蔵がある。
ご存知東京都庁
真下からみるとこんな感じ。
南側の展望台からの眺望(1)。
ガラス越しに撮影したのでガラスが反射している。
南側の展望台からの眺望(2).。
展望台は北と南にそれぞれあり、無料。
原色の街、新宿歌舞伎町に接近中。
コマ劇場裏の歌舞伎町店。
ビジネス街の路地裏にたたずむ神田店。
神田店近くの日本銀行本店。
歩行者天国(正午から)になる直前の銀座。
新橋店
ビジネス街にある虎ノ門店。
左の看板の配色は二郎では珍しい。
慶大生ご用達。ラーメン二郎の総本山、三田本店。
本店近くの慶應義塾大学。
品川店。裏は運河。
人気が高い目黒店。
蛍光色の自転車発見!
ラーメン激戦区の環七にある新代田店。
近くには九州ラーメンの「なんでんかんでん」がある。
調布の仙川店。
成蹊大生ご用達、ラーメン「生」郎(旧ラーメン二郎吉祥寺店)。
以前、学生がいたずらして看板にテープを貼り、
ラ「ー」メンをラ「ブ」メンに、「二」郎を「生」郎にした事がある。
最近二郎グループから脱退し、ラーメン「生」郎になったが、
「ブ」のテープ跡は残っていて、「生」もよく見ると色が違う。
生郎の隣にある成蹊大の並木道。
新小金井街道店。
府中店。開店していたが行列はなかった。
二郎には珍しくカウンターではなくテーブル席のようだ。
アイスクリームがメニューにあるらしい。
ようやく多摩川に到着。
八王子野猿街道店。男盛(漢盛)という超特大があるらしい。
隣の分田上というお店も人気店。
このトンネルを越えると町田市。
町田店。MO(MachidaOriginal)というメニューが人気。
暗くなり雨もポツポツ降ってきたのでここで無念のリタイア(>_<)。

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