富士吉田〜山中湖〜東富士演習場〜白糸の滝〜青木ヶ原樹海〜河口湖(走行距離115km)


航空写真(ここから転載)。

昨年3月、5速の折りたたみbromptonで富士山を一周したが、坂がきつくて、押して歩いた個所が3箇所あった。
今回は同じコースを3x7段のBD-3で再挑戦だ。

今回は見どころが多く、時間が足りなくなりそうなので、例によって中央線の始発(東京駅4:38発)に乗車し、
大月で富士急行に乗り換え、富士吉田まで輪行。
この時点では雲一つない快晴で、富士山もクリアに見えたが、
適当な撮影場所がなかったため撮影しなかったのが悔やまれる。
なお、 富士山のライブ画像を見ることができるサイト集がある。

国道139号を山中湖方面へ向かう。ゆるやかな登りが続く、
日曜なのでダンプは少なかったが、交通量は多い。

山中湖から湖畔のサイクリングロードを走る。
湖に沿っているので湖や富士山の眺望が楽しめる。
湖面にはたくさんの釣り舟が浮かんでいた。
富士吉田からここまで来る間に、富士山の山頂付近に雲がかかってしまった。

サイクリングロードがとぎれ、一般道の坂を登ると「ママの森」だ(呼び名の由来は未調査)。
見晴し台がどこにあるかわからなかったので、近くのお店から山中湖と富士山を写真撮影。

再びサイクリングロードに戻り、湖畔を走る。
本日、山中湖ロードレースというのが開催されるらしく、所々には関係者の方がスタンバイしていた。
9時に遠くで号砲が鳴った。ロードレースが開始したらしい。

ロードレースというので自転車のレースかと思っていたが、
少しするとパトカーを先頭にマラソンランナーが数名走ってきた。
道の左によけて写真を撮影していたところ、後続のランナーが押し寄せてきて
たちまち道がいっぱいになり、自転車を先に進めることができなくなってしまった。
あたかも土石流の如く、ランナーが次から次へ押し寄せてくる。

今日は時間がないので焦ったが、とにかく進めないのでランナーをぼんやり見ていると、
ウケ狙いで動物や月光仮面のぬいぐるみを着た人、登りを持って走る人、
犬を引いて走る人や小さい子供を乗せた乳母車を押して走る人もいた。
結局15分位足止めをくらってしまった(>_<)。

ようやく最後の方の遅いランナーになり、数が減ってきたので自転車で走り始めると、
再び高速のランナーが走ってきた。
先ほどの先頭集団がすでに山中湖を一周したのか、それとも別のクラスの先頭集団か?
と、思う間もなく、再び後続集団が押し寄せ始め、走行不能になってしまった(>_<)。
しかし幸い前回よりも密度が低かったため、集団が少し途切れたところで道を強引に横切り、脱出に成功した。
結局マラソン大会のおかげで30分近く時間をロスしてしまった(>_<)。

山中湖を後に籠坂峠を登る。前回は一部押して登ったが今回は何とか登ることができた。
峠を過ぎると静岡県に入り、ここからは下りだ。
車が結構多く、しかもスピードを出しているので注意が必要だ。

御殿場市付近で突然「ドーーン」という大きな音が聞こえ始めた。
自衛隊の演習場で大砲を撃っているようだ。
近隣の民家の人たちはうるさくて大変だと思う(しかも今日は日曜日)。

少し進むと東富士演習場に出た。
道路からすぐのところにトーチカのような建物があったので写真を撮影したが、
後で考えてみると、そこは立入禁止区域だったかもしれない
(注)演習場内は不発弾が落ちていて暴発する可能性があるらしいので、立ち入らないで下さい。

ここからは国道469号線を走る。車が多くしかもスピードを出しているが、歩道がないので危ない。
道の両側に演習場の野原が続き、相変わらず大砲の音が聞こえている。
富士山は上1/4位が雲で覆われてしまい、以後、頂上が姿を現すことはなかった。

途中で右折して近道に入り、ここから富士サファリーパークの先まで登りが続く。車は結構多い。
自転車だと登りのため速度が遅く、走行がややふらつくが、
ときどきすぐ脇を通っていく車やダンプがいて危ない。
前回ここは一部押して歩いたが、今回は何とか自転車で登ることができた。

富士サファリパークを過ぎ、愛鷹山と富士山の間付近から下り基調となる。
やがて両側は林となり、途中から道が広くなる。車は比較的少ない。
途中、富士宮から富士の市街地をみ渡せる個所がある。

しばらく進むと下りは終了し、アップダウンが交互に現れ、やがて白糸の滝に到着。
音止の滝を経由して白糸の滝に行く。ここは小学校の頃、遠足か何かで来たような気がする。
滝の周辺やみやげ物店は大勢の観光客や修学旅行の生徒でごったがえしていた。

ここから青木ヶ原樹海の手前までは登り基調となる。
前回、この道はかなり辛く、何度も押して歩いた。
今回も辛かったが、勾配はそれほど急でないので、何とか自転車で登ることができた。
途中、朝霧高原付近にはいくつかの牧場があり、牛がのんびり草を食べていた。

この頃から不気味な雲が発達し始め、遠くで雷の音が聞こえ始めた。
雨もわずかに降り始め、20分ほどすると本格的に降り始めた。

私のツーリングは輪行主体で、帰りの電車にずぶぬれで乗るわけにはいかないため、
雨具はこのページの下の方に紹介しているようにいつも持参している。
雨ガッパを着て、荷台のリュックサックにもカバーを装着し、おもむろに走り始めた。
今回は雨用の手袋をはめるのを忘れたが、手袋がないとハンドルやブレーキが滑り、
また雨で手が冷えるので、はめた方が良かった。

坂の登りがあと3kmほど残っており、黙々と坂を登る。
雨足が激しくなり、ときどき落雷の音が聞こえてくる(>_<)。

やがて頂上と思われる場所に到着。この辺から周囲は不気味な青木ヶ原樹海となるが、
ここからは下り基調だ。周囲が暗いのでテールランプを点灯し、
道が濡れているのでスリップしないように慎重に下る。
雨はやがて小降りとなり、周囲も再び明るくなるが、雷の音は相変わらず遠方から聞こえてくる。

何とか青木ヶ原を越え、国道139号に入る。
ここから富士吉田まではずっと下りで、途中からは歩道がついている。
腹が減ってきたのでおにぎりの最後の1つを食べていると、再び強い雨が降り始めた。
しかし、ちょうど屋根つきの作業場のような所で食べていたので、避難する必要がなく助かった。

15分ほどで雨が止んだので、再び走り始める。
富士吉田まで走る予定だったが、日がさして来たので、
虹でも現れないかと河口湖へ向かうことにした。

河口湖大橋に到達したときにはすでに太陽は山の陰に隠れた後だった。
富士山は下の方まで雲におおわれていてほとんど見えず、虹も発生しなかった。
後で聞いた話では、東京には虹が現れたそうだ。
富士吉田方面の地表から白い雲?がムクムク沸いてきて、それが次第に大きくなりながら
富士山の方にゆっくり移動してきた。

富士急の河口湖駅から輪行して帰宅した。

山中湖のママの森付近。
山頂に雲が少しずつ付着している。
次第に雲が多くなる。
湖岸のサイクリングロード。
釣り舟が多い。
パトカーに先導される山中湖ロードレースの先頭集団。
右の青いウェアの人は単なるジョギングの人。
たちまちランナーが道路いっぱいに広がり、
走行不能に陥る(>_<)。
籠坂峠の先で山頂が姿を現した。
自衛隊演習場内の203高地を思わせるトーチカ。
(立入禁止だったかもしれません。)
(注)演習場内は不発弾が落ちていて暴発する可能性があるらしいので、立ち入らないで下さい。
砂埃をあげて演習場内に入っていく自衛隊のトラック。
富士山上部は雲に覆われ、以後、姿を現すことはなかった。
道の両側に演習場が広がる。
演習場内立入禁止の看板。
ときどき大砲の音が聞こえてくる。
愛鷹山。富士山は写真の反対側。
両側には林が広がる。
国道469号は部分的に広い道になっている。
富士宮市の市街地。
富士市や駿河湾、伊豆半島もかすんで見えた(ような気がする)。
豪快な音止の滝。
繊細な白糸の滝。
少し拡大。
観光客や修学旅行生が多い。
朝霧高原の牧場。
道路際にも牛がいる。
カメラを向けると寄ってくる牛も(>_<)。
やがて樹海が近づいてくる。
樹海の中で雨に降られた。
不気味な雲が発生している。
おにぎりを食べていたら再び雨足が強くなったが、
屋根がついていたので大丈夫だった。
夕立が去った後の河口湖。虹は現れず。
河口湖大橋からの町並み。
地表から白い雲?が発生し、
次第に大きくなりながら右に移動してきた。
富士山はほとんど見えない。

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