北鎌倉駅〜円覚寺〜建長寺〜鶴岡八幡宮〜鎌倉宮〜長谷寺〜鎌倉文学館〜由比ガ浜〜鎌倉駅
参考資料:湘南・鎌倉自転車散歩(山と渓谷社)P66、横浜・鎌倉箱根散歩(昭文社)、鎌倉を歩く(JTB)


今回は鎌倉の紅葉を撮影に行くことにした。

鎌倉は名所が多く、一日で全部回るのは無理なので、
まず紅葉スポットをHP(ここここ)で調べ、その他の名所をいくつか追加した。
なお、鎌倉案内のHPサイトは多いが、写真が多いサイトを1つだけ紹介する。

休日は混むので今回は平日に行くことにした。
横須賀線の北鎌倉駅まで輪行。
昨日、一昨日ともに雲ひとつない青空が広がり、
今日も天気予報では晴天のはずだったが、残念ながら朝方は曇天だった。

最初の訪問先の円覚寺は8時開門だが、30分ほど早くついたので、駅の付近で時間をつぶす。
学校が2つあるらしく、電車が到着するたびに大勢の学生が吐き出される。

円覚寺は鎌倉五山(ここここ)第二位で、さすがに境内は広い。
国宝の釣鐘が設置されている高台からは北鎌倉の谷が一望できる。
なお、有名な舎利殿(高校の日本史?で覚えた記憶がある)には入ることができなかった。

続いて東慶寺、浄智寺、明月院と回る。
ここの一番下によると、鎌倉の周囲は入り組んだ谷
(六十六谷と呼ばれているが、実際にはもっと多いらしい)になっていて、
谷の奥に寺があることが多い。

次に鎌倉五山第一位の建長寺に行く。
ここも境内は広く、また建物が大きい。
ここによると、けんちん汁は建長汁と書くらしい。
なお、この後、鎌倉五山第三位〜第五位の寺も行ったが、
やはり円覚寺と建長寺が別格で、その他は一般の寺とそれほど変わらなかった。

続いて鶴岡八幡宮に行く。
平日だが、年配の人や修学旅行の生徒などで賑わっている。
有名な大イチョウは残念ながら落葉が進んでいた。

次に扇ガ谷(おおぎがやつ)地区の寿福寺、英勝寺、海蔵寺を回る。
海蔵寺の手前の通りには紅葉が多く見られた。

再び鶴岡八幡宮に戻って反対方向に進み、大蔵(鎌倉)幕府跡、源頼朝の墓、
さらに二階堂地区の荏柄天(えがらてん)神社、鎌倉宮と回る。
さらに奥に紅葉で有名な瑞泉寺があるが、紅葉情報によるとまだ色づいていないようなのでパスした。
なお、途中の覚園寺(かくおんじ)にも行く予定だったが、行くのを忘れた(>_<)。

続いて金沢街道沿いにある苔の石段で有名な杉本寺、浄妙寺(地名は浄明寺)、
竹庭で有名な報国寺、洋風建築の旧華頂宮邸と回る。
杉本寺は高台にあり、この付近が一望できる。

次に鎌倉市街地に戻り、妙本寺と、これまた苔の石段で有名な妙法寺に行く。
まだ3時前だが、冬で日が短いため、山際にある寺は次第に翳ってきたので先を急ぐ。

市街地を西に進み、長谷寺へ。
観音堂のある高台からは鎌倉の市街地や由比ガ浜が一望できる。
池のある庭園にも紅葉が見られたが、
日が翳ってしまい、きれいな写真が撮影できなかった。

隣の谷にある光則寺に寄った後、
洋風建築の長谷子ども会館と鎌倉文学館に行く。

最後に、久しぶりに夕陽の写真を撮影しようと由比ガ浜に行き、
稲村ヶ崎を入れて撮影した。

帰りは鎌倉駅から輪行。
平日の帰宅時で混雑が予想されたので、横須賀線のグリーン車に乗った。
ただしグリーン車も品川駅から混んできた。

なお今回行った寺の拝観料は100〜300円で、無料の寺もあった。

横須賀線北鎌倉駅のホーム。
出口が先頭側の端(この写真撮影位置)にあるが、
運悪く反対側の端に乗っていたので、
輪行袋を担いでこのホームを
向こうからこちらへ歩く羽目に陥った。
駅の近くにも鎌倉っぽいトンネルがある。
北条時宗が創建した
鎌倉五山第二位の円覚寺(ここここ)の入り口。
高さ20mの山門。
高台にある洪鐘(おおがね)(国宝)。
釣鐘のある高台から、
横須賀線を挟んで反対側の眺め。
左の谷は次に行く東慶寺と思われる。
鎌倉の寺はこのように小さい谷の奥にあることが多い。
坐禅道場だった選仏場。
仏殿。
妙香池。
日本に現存する最古の唐様建築の代表作、舎利殿(国宝)。
この位置から先には入れなかった。
かつては不幸な女性を救済する尼寺だった
東慶寺(ここここ)。
ここで一曲(←音が出ます。)

君が代に出てくる「さざれ石」
谷の奥に進む。
すごい木の根だ。
谷の奥はうっそうとした森となり、墓地がある。

これは鎌倉の谷の奥や寺院で多く見かける
「やぐら」(ここここ)と呼ばれる穴で、
中世上流階級(武士や僧侶)の墳墓。

当時やぐらは漆喰で塗り固められ、
金箔や彩色が施されていたらしい。
紅葉。
鎌倉五山第四位の浄智寺
磨り減った階段が歴史を物語る。
この山門の上層に釣鐘がある。
座って鐘をつくらしい。
仏殿。
朝方は曇天だったが、晴れてきた。
明月院の入り口付近。
アジサイ寺として有名な明月院
紅葉。
紅葉。
この橋を渡る。
そして磨り減った階段を登る。
本堂。
枯山水庭園。

なお、有名な名月院やぐら
台風の影響で立入禁止だった。
日本初の禅寺、
鎌倉五山第一位の建長寺(ここここ)
の三門(高さ30m)。
創建当時の梵鐘(ぼんしょう)(国宝)。
仏殿。
法堂。
左端は方丈という建物。
この先は天園ハイキングコースになっている。
方丈の左にわずかに紅葉が見られた。
鶴岡八幡宮(ここここここ)の太鼓橋。
右に源氏池、左に平家池がある。
源氏池には「産」を意味する三つの島がある。
写真左手前、左奥、右の三つ。
上の写真の左奥の島にある旗上弁財天社。
島の中には幟(のぼり)が林立している。
平家池には「死」を意味する4つの島がある。
右に二つ。
左の紅葉部分も島だと思うが不明。
もう一つはこの写真を撮影している島(下の写真)。
上の写真を撮影した島。
その向こうは神奈川県立近代美術館。
表参道。
遠方の下の建物が舞殿、上が本宮。
舞殿。
高さ30m、幹の周り7m、樹齢1000年の大イチョウ。
3代将軍源実朝が
この木の陰にひそんでいた甥の公暁に刺殺された。
残念ながら落葉が進んでいた。
本宮。
本宮から下界の眺め。
北条政子創建の鎌倉五山で最古の寺、
鎌倉五山第三位の寿福寺(ここここ)の参道。
門が閉まっていて中には入れなかった。
鎌倉で唯一残る尼寺、
水戸徳川家ゆかりの英勝寺(ここここここ)の仏殿。
竹林。
海蔵寺の近くには紅葉が多い。
紅葉。
紅葉。
海蔵寺の門。
境内。
海蔵寺。
この穴の中に「十六ノ井」(ここここ)という井戸がある。
この12個と写真の右に4個の計16個。
護国寺。
人力車。
清泉小学校付近に
大蔵(鎌倉)幕府(ここここ)があった。
中央下はその石碑。
鳥居の向こうに源頼朝の墓がある。
源頼朝の墓
墓から下界の眺め。
左上が鎌倉幕府のあった清泉小学校。
学問の神様菅原道真を祀る
日本三大天神、荏柄天(えがらてん)神社(ここここ)。
こちらの大イチョウも落葉が進んでいた。
本殿。
鎌倉宮の入り口の木。
紅葉。
鎌倉宮(ここここ)。

鎌倉幕府が倒れた後、
兼務の中興で征夷大将軍となったが、
足利尊氏と対立してこの地に幽閉され、殺害された
後醍醐天皇の第一皇子護良(もりなが)親王を祀る。
鎌倉女子大。
奈良時代創建という鎌倉最古(734年創建)の寺
杉本寺(ここここ)。

苔むす石段(通行禁止)。

上から見下ろした写真。
本殿。



本殿付近からの眺め。
鎌倉五山第五位の浄明寺(ここここここ)
紅葉。
竹の寺として有名な報国寺(ここここここ)。
1000本を越す竹林。
紅葉+竹林。
旧華頂宮邸(通常、内部は非公開)。
「はいからさんが通る」という番組のロケ地らしい。
同上。
妙本寺の境内にある幼稚園。
妙本寺(ここここここ)。
もとは比企能員(ひきよしかず)の屋敷で、比企一族が、
北条氏を中心とする大軍に攻められ、滅ぼされた地に建つ。
最初の門(総門)から長い参道が続く。
二天門。
本殿。
鎌倉の苔寺として有名な妙法寺(ここここ)。
半分より上が苔の生えた階段(通行禁止)。

苔むす石段(立入禁止)。

上から見下ろした写真。
こちらの階段は通行可。
長谷観音の名で親しまれる長谷寺(ここここ)。
午後3時ごろになり、日が翳ってきた。
紅葉。
観音堂。

長谷寺からの眺め。

右は由比ガ浜。
弁天窟
弘法大師が籠もって彫ったという弁財天と十六童士が壁面に並ぶ。
ローソクの炎がゆらめく。
狭いトンネルをかがんで通過する。
小さい人形(弁天様)が無数に置いてある。
拡大写真。
日が翳っているので紅葉は今ひとつ。
同上。
付近の民家に咲いていた植物。
(赤い部分は丸い小さな実。)
光則寺(ここここ)ではあまり紅葉は見られなかった。
本殿。
長谷子ども会館
鎌倉文学館に至る道。
加賀百万石の藩主前田候の別邸を改築した
鎌倉文学館(ここここ)。
鎌倉文士の遺品や初版本が展示されている。
内部は撮影禁止。
同上。
同上。
庭から鎌倉市街の眺め(ただし逆光)。
その先の白い部分は太平洋。
庭にはバラ園がある。
由比ガ浜の夕陽。
右は稲村ヶ崎。
ここで一曲(←音が出ます。)
夕暮れの鎌倉駅。
オマケ。
長い塀が続く家。
オマケ。
山の麓にある洋館。

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