富士吉田〜富士スバルライン〜富士山五合目(往復)
参考資料:なし

航空写真(ここから転載)。


最近あまり峠越えをしておらず、読者諸氏のヒンシュクを買う恐れがあるので(>_<)、
今回はウケを狙って富士山五合目まで登ることにした。

富士山は今まで何度も、雲に隠れて写真撮影ができず、煮え湯を飲まされてきた。
今日ももちろん天気予報は晴れ、東京を出発したときは一応青空だったが、
中央線の相模湖あたりから霧が出てきて、日は陰り、周囲は霞んでしまった。

大月で富士急に乗り換えしばらくすると霧は幾分おさまり、日も射してきた。
そして、富士吉田の近くで御大富士山が姿を現したが、案の定、
裾野から2/3は雲(霧?)で隠れており、残りの部分もぼんやり霞んでいる。

富士吉田で自転車を組み立て終わって再び見上げると、
富士山は完全に雲海の中に隠れ、見えなくなってしまった(>_<)。
今日は五合目まで行く以外に取材するものがない。つまり富士山が取材ネタの全てだ。
その富士山が見えなくなってしまったので、走る前から気が重い(>_<)。

今日は富士吉田(標高750m)〜富士山五合目(標高2300m)を登るので標高差は1550mだ。
ゆるい坂を黙々と登ると、しばらくして富士スバルラインの料金所に到着。自転車は往復320円だ。

富士スバルラインは、まだシーズンオフのせいか、車の通行量はさほど多くないが、
有料道路だけにスピードを出している車が多く、また大型バスが頻繁に通過するので怖い。

富士山と下界の展望のどちらも、地形の関係で元々見えないのか、
本来は見えるが雲のせいで見えないのかは分からないが、ほとんど見えない。
風景の単調さに加え、最近睡眠不足なので、ときどき眠くなってしまう。
なお、勾配のきつい箇所はあまりなかった。

四合目と五合目の間に、奥庭と呼ばれる遊歩道があったので、自転車を置いて歩いてみる。
簡単な展望台があったが、富士山は相変わらずもやもやした雲に覆われていて少ししか見えない。

HP作成用の写真を何とか撮影しなければならないので少々焦る。
そこで「雲よ消滅しろっ」と念力を送ってみたところ、アラ不思議、
雲が少しずつ取れ始め、数分後には頂上の大部分が姿を現した(モーゼか、はたまた新田義貞か)。
ここぞとばかり、写真を10枚ほど撮影した後、頂上は再び雲に隠れてしまった。

遊歩道から自転車を置いた場所までは軽い登りだが、酸素が薄いせいか登るのが結構苦しい

再び自転車で走り始め、ようやく五合目に到着。
しかし五合目は曇天で、ときおり霧が通過しており、
富士山も下界も全く見えなかったため、早々に戻ることにした。

標高差1550mを使って大量に備蓄した位置エネルギーを推進力とするため、
帰りはペダルをほとんど漕がずにすんだ。
しかし、気温が低いため、ジャンパー+手袋でも体がかなり冷えてしまった。
考えてみると、下りというのは、何も運動せずに静止している人間に、
時速25km程度の低温の空気を1時間ほど吹きつけているのと同じことであり、寒いのもうなずける。

ようやく富士吉田に到着し、輪行で帰宅した。

突然ですが、これは何でしょう?
東京駅丸の内北口の天井でした(早朝4時20分頃)。
昭和大学富士吉田校舎。
富士山に一番近い大学かと思ったら、
地図で見ると健康科学大学の方がさらに近いようだ。
富士スバルラインの料金所。
単調な風景の中を黙々と登る。
全線鹿に注意!
ときどき標識が立っている。
開始点(どこか不明)から8.0km(5合目終点は29.5km)。
坂の勾配は7.5%、標高1222m(5合目終点は2300m)。
富士山らしき山影がうっすらと見えた。
大分走ってようやく一合目に到達。
路肩のギャップにはまらないように注意。
一瞬白装束軍団を連想した。
道端の石垣。
緑のコケは分かるが、橙色のは何だろう?
4合目付近では、霧が発生していた。
(朝霧高原で発生した霧らしい。)
富士山頂上らしき姿が一瞬見えた。
四合目と五合目の間にある、奥庭自然公園の案内板。
以下、奥庭自然公園の遊歩道にて。
ボディビルダーの血管を思わせる木の根っこ。
天狗岩。
白骨樹林という名かと思ったが、
ここによると唐松という名らしい。
富士山が一向に姿を見せないので、
念力を送ったところ、
何とか姿を現した。(ただし数分でまた消えた。)
唐松との2ショット。
五合目付近ではまだ雪が残っている。
雪の上に置かれた焼き魚(サケ)をイメージした作品。
ようやく五合目に到達。
曇天と霧で富士山と下界がともに見えず。
以下は帰路。
10分ほど走ったらまた富士山が見えてきた。
写真左から下ってきて、フッと見上げると、
いつの間にか山頂が見えていた。
富士山は赤土でできている?
さらに下った所でまた富士山が見えた。

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