久能山東照宮〜三保の松原〜日本平〜興津〜さった峠〜由比〜蒲原〜富士川
参考資料:静岡県サイクルツーリングガイド(静岡新聞社)P92,P50

緑色はサイクリングロード。

静岡に帰省してから2回のツーリングでは富士山が見えなかったが、
今朝は天気が良く、地元のテレビの生中継でも富士山が映っていたので、
昨日に続いて本日も登板する事にした。
なお今回のコース選定は、当HPの掲示板にも書き込んで下さった白鳥和也さんの
「静岡県サイクルツーリングガイド」を参考にしたが、大変役に立った事を付記する

駿河湾沿いの太平洋岸自転車道を、昨日とは反対の東向きに走る。
やがて左に久能山が近づいてくる。
この一帯は石垣イチゴの産地として有名で、道沿いに直売店が立ち並んでいる。

東照宮入り口で自転車を置き、隠居後を駿府城で過ごした
徳川家康の墓所(その後日光に移動?)がある久能山東照宮に登る。
急な斜面を階段(1159段)で登るが、つづら折りのため、傾斜はさほどでもない。
頂上からは、弧を描いて大崩(おおくずれ)海岸まで伸びる海岸線や、
駿河湾の先の伊豆半島を眺める事ができる。

下界に戻ってさらに走ると、やがて、駿河湾を流れる潮流によってできた
巨大な砂州(砂嘴?)である三保の松原に到達する。
伝説で有名な羽衣の松付近から、ようやく富士山が姿を見せた。
気温が低いせいか、富士山の風下にカルマン渦のような雲が発生していた。

さらに進んで飛行場、半島先端の真崎灯台を過ぎ、
日本有数の貿易港である清水港を横目に三保半島をぐるっと回る。
途中から、JR清水港線の廃線跡に作られた自転車道を走る。

途中で左に折れ、日本平に向かう。
日本平は静岡と清水の間に位置する見晴らしのよい丘陵で、標高は300m程度だ。
途中、サッカーJリーグ清水エスパルス(三都主、伊東輝、沢登、市川、森岡、戸田らを擁する)の
本拠地日本平スタジアムを通過し、やがて、テレビ塔が立ち並ぶ頂上に到達。
清水港や清水市街の背後にそびえる富士山の眺望が素晴らしい。
反対の静岡方面は、展望台からよりも、ある土産物屋の屋上(無料)からの眺めが良かった。

山を下り、清水市内にある清水次郎長の生家を撮影した後、旧東海道の宿場町を順に訪ねる。
なお、東海道五十三次に関してはここここのサイトが参考になる。
清見寺(せいけんじ)、興津(おきつ)宿を過ぎ、広重の「由井宿」の浮世絵で有名な「さった峠」に登る。
標高は低いが、途中から激坂で、また路面の状態が悪いので、自転車を押して登った。
(注)「さった峠」は、漢字で書くと1文字目は薩で、2文字目は土へんに垂である。
2文字目の漢字が表示できないのと、地図ではひらがなになっていたので、ここではひらがなで表記した。

さった峠の見晴台には小規模な駐車場があるが車で満杯で、
見晴台に至る一本道の狭い道路にも車がズラッと駐車されていて、
車が片側通行しかできなくなっていた。

前につんのめりそうになるほどの激坂を下ると、由比(ゆい)宿に入る。
由比の町は細長く続いていて、江戸時代に丸橋忠弥らとともに
幕府転覆を企てた(慶安事件)由比正雪の生家(正雪紺屋)など旧跡が多く、観光客で賑わっていた。

さらに進んで蒲原(かんばら)宿に到着。由比ほど観光客はいなかったが、
文化的に価値のある家屋には説明付きの立て札が立っており、分かりやすい。

さらに進み、岩淵宿手前の一里塚を撮影した後、富士川駅から輪行した。
(実はこの日輪行袋を持ってくるのを忘れてしまったため、
富士川駅の駐輪場に一晩置き、次の日に輪行袋で回収した。)

右は駿河湾。左は東照宮のある久能山。
石垣イチゴのビニールハウスが見える。
左下の鳥居から1159段の階段を登ると東照宮に至る。
左は駿河湾。遠方の山は大崩海岸。
石垣イチゴのビニールハウス。
駿河湾に昇る朝日。
久能山東照宮の門。
本殿。
三保の松原付近の太平洋岸自転車道。
羽衣の松。
三保の松原からの富士山。
風下に雲が発生している。
三保の飛行場。
単に滑走路があるだけだ。
三保半島の先端にある真崎灯台。
国内有数の貿易港である清水港。
廃線になったJR清水港線の跡は歩行者・自転車道になっている。
サッカーJリーグ清水エスパルスの本拠地日本平スタジアム。
富士山の風下の雲はようやく立ち去った
日本平への坂を登る親子連れ。
子供のうちから鍛えればすごい心肺機能になるかも。
静岡といえばお茶。
清水港と富士山。
上記写真の右側。
中央横に伸びているのは三保半島。
遠方は沼津方面。
静岡市の遠望。
左の小山は八幡山。
上記写真の左側。
左側は駿河湾。
遠方の山の左端は大崩海岸。
日本平に立つ6本のテレビ塔?。
久能山東照宮まではロープウェイで行くことができる。
清水市内にある清水次郎長の生家。
興津の清見寺。
興津宿にあったレトロな建物。
興津川。
ここから少し上流を右に折れてさった峠へ向かう。
さった峠への道。
後半激坂になり、路面も荒れていたので
自転車を押して歩いた。






さった峠付近の展望台からの富士。
左から東海道線、国道1号線、東名高速。
新幹線はトンネルなので見えない。
上は広重の浮世絵。
駿河湾の対岸に伊豆半島が先端まで見える。
静岡と言えばミカン。
宿場の面影が残る由比町倉沢付近の旧東海道。
由比宿の名主の館(小池邸)。
レトロな清水銀行の建物。
由比正雪の生家(正雪紺屋)。
由比宿の本陣跡。
中に東海道広重美術館がある。
蒲原宿の、国登録文化財「志田家住宅主屋」。
蒲原宿では、主要な建物の前に説明の書いた立て札が
立っているので分かりやすい。
「手づくりガラスと総檜の家」
旅籠「和泉屋」
なまこ壁と「塗り家造り」の家
巨大な水圧管。
町指定文化財「渡邊家土蔵(三階文庫)」
富士川町の岩淵宿付近の
史跡「岩渕の一里塚」
夕方の富士山。手前は富士川。

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