清水港〜土肥港〜戸田〜井田〜大瀬崎〜沼津
参考資料:関東エリア自転車コースガイド(アテネ書房)P56


12月は結局ツーリングレポートが1件しか掲載できなかった。
また、当HPでは今まで伊豆半島に遠征していない。
冬休みに自転車を持って静岡の実家へ帰省したので、
そのついでに伊豆半島にツーリングに行くことにした。
また過去に富士山は何度も撮影したが、
海越しの富士山は撮影したことがないので、それを撮影するのも1つのテーマだ。

伊豆半島は鉄道網が発達していないため、
このコースの出発点である土肥(とい)は、鉄道による輪行が難しい。
そこで清水港から駿河湾フェリーで土肥まで輪行することにした。

静岡市からJRで清水市まで輪行し、清水港まで自転車で走る。
切符売り場で聞いた所、自転車は本来追加料金400円だが、
畳んでいれば無料なので、畳んで乗船することにした。

船の駐車場から客室に上がる階段が狭くて急で、輪行袋を持って登るのが困難なので、
輪行袋を船内駐車場の先端右側に置かせてもらった。
(下船の際、人が先に下りるので、駐車場の先端に置くようにとの事)

客室の売店で船酔い止め(50円)を購入する。しかし今日は船はさほど揺れなかった。
年末でしかも朝一番の便のせいか、乗客数は30人程度だった。

昨晩の天気予報では本日は晴れだったが、晴れたり曇ったりの天気だ。
今回のツーリングの目玉は海越しに見える富士山の撮影だったが、
海上から見ると、富士山付近は雲に覆われていて、全く見えなかった(>_<)。
ツーリングを中止しようかとも思ったが、富士山が撮影されていない写真は
カシミール3DのCG画像を添付してごまかすことにし(^^;)、そのまま続行することにした。

当初ぼんやり見えていた伊豆半島が次第に大きくなり、やがて土肥港に到着。
ちなみにここは土肥町(といちょう)だが、県によってxx町を「ちょう」と呼んだり
「まち」と呼んだりするようだ(これに関する分布地図がこのHPにある)。
自転車を組み立て、県道17号線を北上する。

途中、土肥金山跡で、来年の日本経済(というか株価)の回復を念じつつ、
小判や世界最大と称する金塊を拝む。

今回走った伊豆西海岸では、大きな集落は平地にあり川や港がある。
そして集落と集落の間は切り立った断崖で遮られていて、
道はその中腹(海面からの高度200m位)を通っている。
海や集落の見える景色のよい地点は見晴台になっていて、
観光用にそれらしい名称(xxの丘、xx岬など)がつけられている。

やがて戸田村(へだむら)に到着。
天ノ橋立のように海に向かって伸びた砂州(砂嘴?)の先端の御浜岬まで行ってみた。

戸田村の先の夕映えの丘からは、戸田港と御浜岬が一望できる。
また反対側には切り立った絶壁が見え、本来ならその横に富士山が見えるはずだが、
わずかに山頂が雲海の上に覗くのみだった。

集落と集落の間の道は、標高差200m程度のアップダウンだが、登りは意外ときつい。
冬なので風は冷たいが、登るとさすがに汗が出てくる。

やがて昭和55年までバスが通っていなかったという井田地区に到着。
見晴台の眼下に、井田松江古墳群という古墳跡が見えた。

さらに北上し、ようやく大瀬崎に到着。
ここも御浜岬と同様に砂州(砂嘴?)が海に伸びた岬で、
先端に、伊豆七不思議の一つ、海から10mしか離れていないのに淡水だという神池がある。
この付近はダイビングが盛んで、ショップが立ち並び、ダイバーでにぎわっていた。

富士山は相変わらず雲がかかって見えない。
今日は空全体の8割方は青空だが、細長い雲の列が富士山目掛けて進んでいて、
富士山付近だけ曇に覆われている

ここから先、沼津に向かって道はほぼ平坦となる。
左手に波のおだやかな駿河湾とその先の富士山麓や沼津市街を、
右手に日が傾き始めた伊豆の山々を見ながら走る。

国道414号に合流した辺りから車の量がかなり多くなる。
歩道がなく、道もあまり広くないので走行には注意が必要である。

日の短い季節なので、4時過ぎに太陽がオレンジ色に染まって来たので、
前回のレポートに続き、駿河湾に落ちる夕陽を撮影しようと、
沼津市の海岸に出て夕陽を撮影し、沼津から静岡まで輪行した。

清水港のエスパルスドリームプラザ
(注)エスパルス=サッカーJリーグの清水エスパルス
駿河湾フェリー。
車、人ともに左の入り口から乗船する。
車の駐車場。
左右の階段を上がると客室。
上の写真の前方右側に自転車を置かせてもらった。
船員の方が、倒れないように紐で括り付けてくれた。
清水港を出航。
客室2階の特別室(追加料金500円)。
他に誰もいなかったので、
後方の甲板とともに筆者が独占した。
次第に伊豆半島に接近。
土肥金山の内部。
採掘の様子を可動する人形と音声で再現している。
小判の詰まった千両箱。
ギネスブックも載っているという世界一の巨大金塊。
時価2億3千万円、重さ200kgだそうだ。
穴から手を入れて触る事ができるが、
筆者は腕が太いので入らなかった(^^;)。
これが世界最大の金塊だ!
海岸から切り立った崖が多い。
道は崖の中腹を通っている。
土肥町(小土肥地区)の眺め。
戸田村の御浜岬。
御浜岬の砂浜から見た戸田港。
下の写真の岬の右側(船が通過している付近)からの眺め。
上の写真の崖の上(夕映えの丘?)から見た御浜岬。




夕映えの丘?から大瀬崎方面の眺め。
本来なら上記(CG画像)のように富士山が見えるはずだが。。。
富士山は雲海の上(↓の下)にわずかに顔を出すのみ。






戸田村(井田地区)の眺望。
本来なら上記(CG画像)のように富士山が見えるはず。
写真が小さくてよく分からないが、
中央の田んぼに「井田」と書いてある。
標高は高くないが、坂の傾斜は結構きつい。





大瀬崎でも富士山は見えなかった。
本来なら上記(CG画像)のように見えるはずだが、
左手から雲の列が富士山目掛けて次々に押し寄せてくる。
大瀬崎の付近はダイビングのショップが多い。
横向きに置いてあるのは酸素ボンベ。
物干し竿にウエットスーツがぶら下がっていた(^^;)。
大瀬崎にはビャクシンという木が生い茂っている。
ダイビングスクール開講中。
大瀬崎先端の神池。
海から10mしか離れていないのに淡水だ。
写真中央上部に海が見える。
大瀬崎先端の灯台。
隣の建物には「防衛庁技術研究本部 第五研究所 大瀬実験所」
の表示があったが、一体何を実験しているのだろう。
大瀬崎の根元の高台にある大瀬神社の本殿。
左の淡島には、ロープウェイで行くことができる。
沼津市牛臥山付近からの駿河湾の夕暮れ。
左上の半島は大瀬崎か?
ここで一曲(←音が出ます。)

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