甲府〜舞鶴城公園〜昇仙峡〜武田神社〜甲府(走行距離30km)
参考資料:アイじゃぱん 富士山・富士五湖・山梨(JTB) P80

図中の青は自転車、緑は徒歩。


紅葉取材の第3弾として、山梨の昇仙峡に行くことにした。
甲府まで輪行し、まず駅の近くにある舞鶴城公園を訪ねる。
本丸跡からは甲府市街地や甲府盆地を取り巻く山々が一望できる。
今日は快晴だが、残念ながら富士山は霞んでいた。

県道6号線を途中で右折して県道7号線(昇仙峡ライン)を進む。
後で地図を確認すると、県道6号線の北に裏道があるようなので、
そちらを通った方がいいかもしれない。

昇仙峡ラインは2車線だが、道はそれほど広くなく、また途中から歩道がなくなる。
今日は平日のため交通量はさほどでもなかったが、観光シーズンの休日は
混雑が予想される(なお、今月のツーリングは諸事情により平日になります)。

坂がだんだんきつくなり、やがて昇仙峡の入り口に到着。
一見何の変哲もない郊外の風景だ。

自転車を置いて、観光マップに従い川沿いの道を歩く。
川にはさまざまな形をした巨石がゴロゴロしており、xx石やxx岩などの名称がつけられている。
川の向こうは絶壁で、所々岩肌がむき出しになっていて迫力がある。

今が紅葉シーズンのピークで、渓谷沿いの木々は赤や黄色に染まっており、息を呑むような美しさだ。
歩みを進めるたびに渓谷の表情は次々と変化し、飽きることがない。
筆者が今まで訪問した観光地の中でベスト1かも知れない。

少し歩いては写真を撮影し、を繰り返しすため、なかなか先に進めない。
また道の後方にいい景色がある場合もあるので、ときどき後方を振り返ってチェックする。
やがて昇仙峡の主峰、覚円峰(かくえんぼう)が現れる。中国の山水画を思わせる形状だ。

なお平日の場合、ここまでの道は車が通行できる(観光シーズンの休日は走行不可)。
紅葉見物の車が頻繁に通過するので、やや興を削がれた。

ここから先は遊歩道になり、車や観光バスで来た人たちも徒歩組に合流する。
平日なので年配の人が多いが、紅葉のピークということもあり、すごい人出だ。
石門を通過し、仙娥滝(せんがたき)に到着。
太陽の日差しと滝の陰影のコントラストのため、今回も写真をうまく撮影できなかった。

土産物店が建ち並ぶ一角を過ぎ、ロープウェイの乗り場に到着。
平日にもかかわらず人が多いので、5分おきに運転していた。
山頂からの眺めは良好だが、富士山や南アルプス連峰は霞んでいてよく見えなかった。

山頂から数分歩くと弥三郎岳という山(というか峰)に至る。この峰は写真の通りの断崖絶壁だ。
頂上付近は白く崩れやすい岩で、手すりはなく、落ちるとそのまま谷底行きだ。
高所恐怖症の私は、頂上の1つ手前の平地で足が震えてブルってしまい(>_<)、
結局一番上まで行くのは断念した。
年配のおばさんでも平気ですたすた歩いている人もいるので、
恐怖感を覚えるかどうかは人それぞれということであろう。
いずれにしても、弥三郎岳からの眺めはロープウェイ山頂とほぼ同じなので、
高所恐怖症の人は行かない方が良い。

ここからは、自転車を置いた昇仙峡の入り口まで、山中の登山道を下る。
山中で迷うと危険なので、山岳地図の携行をお勧めする。

途中、登山道から数分の所に、白砂山、白山展望台、見晴台の3つの展望台があり、
それぞれ展望が楽しめる。
「見晴台」より先は道がやや荒れており、また落ち葉で道が不鮮明になっていた。
またその先は林道で、一部林道工事をしており、ブルドーザーやトラックが作業する中を通り抜けた。

昇仙峡入り口から自転車で甲府まで戻り、武田神社を見学したのち輪行で帰宅した。

舞鶴城公園。
左上が天守閣のあった所らしい。
天守閣から甲府市街地と南アルプス?を望む。
昇仙峡入り口の長澤橋。
車が頻繁に通るので、撮影できるまで数分かかった。
渓流の向こう側の山。
ときどき岩肌が顔を覗かせる。
渓流には巨石がゴロゴロしている。
トーフ岩(だったと思う。)。
渓流沿いの道。平日なので車が通過する。
xx岩(名前は忘れた)。
次第に迫力を増す岩肌。
なかなかいいアングルかも?
トテ馬車。
主峰の覚円峰
ダイナミックな岩肌だ。
紅葉3連発(1)
紅葉3連発(2)
紅葉3連発(3)
岩肌が削り取られた峰。
(後で登った弥三郎岳かもしれない。)
石門。
右上の部分は接しておらず、隙間があいている。
上の写真の右上の隙間。
昇仙橋付近の巨岩。
崩れる危険はないのでしょうか?
仙娥滝。
陰影のため、今回も撮影に失敗(>_<)。
土産物店の店頭に置いてあった紅水晶。
ロープウェイ山頂からの展望。
右中央は荒川ダム。
反対方向は霞んでおり、富士山も見えなかった。
上の白い部分は甲府盆地と思われる。
これが問題の弥三郎岳。
左中央の岩と、上の岩に人がいる。
この部分は、上の写真の左中央の岩。
柵はなく、すぐ向こうは絶壁だ。
上の写真の部分から、鎖のついた階段を上る。
この部分は2枚上の写真の「上の岩」か?
表面は白くザラザラした砂だ。
この部分は断面が幅4m位の∩形になっており、
中央から離れると傾斜が急になる。
もちろん柵はなく、写真の白い部分の先は絶壁だ(>_<)。
(反対側も同様。)
立つと怖いので座っていた。
上記の先にもう1つ階段があり、
これを登ると頂上だが、筆者はブルって断念した。
白砂山の頂上。
上向きになった猿の顔のようだ。
白砂山から先ほどの弥三郎岳の眺望。
登山道は落ち葉でおおわれている。
今回も重宝した簡易リュックサック。
たたむと中央下の四角い部分に収まる。
白山展望台からの眺め。
見晴台の頂上の岩。
実はここから、岩の近くまで2mほどの斜面を降りた所、
高所恐怖症のため同じ箇所から登れなくなった(>_<)。
幸い別の登る箇所があったため助かったが。
見晴台からの眺め。
登山道は、途中から工事中の林道になった。
ようやく昇仙峡の入り口に帰還。
左中央の橋は長澤橋。
武田神社の堀。
武田神社正面の橋。
武田神社。
武田神社内の藤村記念館。

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