西八王子〜和田峠(標高680m)〜藤野(走行距離35km)
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイド東京西部編(山と渓谷社)P40



そろそろ秋も中盤。先週の秋晴れの3連休に出撃出来なかったリベンジに、
紅葉を求めて栃木県あたりへ遠征する予定だったが、
天気予報によると土曜は曇りで夕方から雨が降り、日曜日も降水確率が高いとのことなので、
今回は近場の和田峠でお茶を濁すことにした。

東京駅のホームで朝一番の中央特快(中央線特別快速)を待っていたところ、
遠方に巨大な輪行袋を抱えた人が見えた。同業者かなと思っていると、
少ししてその人がこちらに来て「golgoさんですか?」と話しかけてきた。
見ると、何と当HPの掲示板にもときどき投稿されているtaka-jiさんであった。
taka-jiさんとは一度だけYahoo荒川トピオフ会でお会いしたことがあるが、
私はメモリーサイズが少ないので顔を覚えておらず、
またオフ会でも参加者が多かったのでほとんどお話できなかった。
何でも今日は、多摩川CRと荒川CR間をつなぐ道の調査に行くとのこと。

taka-jiさんは実はその昔ミュ○○○○ンだったそうで、その当時のお話とか、
毎年のように東南アジアに長期間のツーリングに行くことができる秘密など、
以前から聞きたかったことを電車内で聞くことができた。

taka-jiさんは立川で下車し、私は西八王子で下車。
ここから多摩川の源流の一つである北浅川に沿って、陣馬街道を和田峠に向かう。
土曜なのでダンプが目につくが、狭いながらも歩道がついているのでずっと歩道を走る。
恩方付近まで来ると車も次第に少なくなる。

やがて夕やけ小やけふれあいの里に到着。
なんでも童謡「夕焼小焼」の作詞者中村雨紅がこの付近の出身だそうで、
資料館その他の施設がある。

さらに進むと分岐があり、陣馬街道に沿って左に曲がる(そのまま進むと醍醐林道から醍醐峠に至る)。
やがて、バス停陣馬高原下付近の最後の集落に到着。

本日挑戦する和田峠は東京付近では勾配のきつい峠として知られている。
昨年私は5速の折りたたみ自転車bromptonに乗っていたが、
最初は平地のサイクリングロードを走り、そのうちあきて房総半島などの丘陵地を走り、
ある程度の坂には慣れた。
その頃、自転車に峠越えというジャンルがあるのを初めて知り、
また和田峠という、かなりきつい峠があることを知った。

そこで怖いもの見たさに、昨年8月頃、無謀にも和田峠に挑戦してみた。
しかし、はやり5速では全く歯がたたず、ほとんど押して登った。
それから早いもので1年2ヶ月がたち、BD-3で一応数々の峠を走破した。
そして本日、和田峠へ再挑戦することになった。

意を決しておもむろにペダルを漕ぎ始める。
峠の頂上までは標識によると3.5kmと短い。
最初の1km位はさほど勾配はきつくないが、そこから激坂が始まる。
しかし激坂とはいっても、自転車が後ろにつんのめりそうになるほどの激坂ではなく、
通常の峠の一番きつい坂、すなわち私の場合だと一番軽いギアで時速5km位でも
ペダルが重いという坂が、数百メートル続くという感じだ。

いったん勾配はゆるくなるが再び勾配がきつくなる。
今度は先ほどの激坂よりも距離が長い。
おそろいのジャージを着たロードレーサーの集団が、立ち漕ぎで次々に抜いていく。
トレーニングをしている様子だ。それ以外にも何人か、峠を登る自転車に遭遇した。

再び勾配がゆるくなるが、またまたきつくなり、そのまま300mほど進むと頂上に到着した。
例によって写真を撮りながらの走行なので、何度も乗ったり降りたりしたが、
何とか登ることができた。
しかし私の心肺機能では、一度も足をつかずに一気に登るのは無理だと思う。

峠にある茶店で休憩した後、自転車を置いて、
結構急な勾配のハイキングコースを700m位徒歩で登り、陣馬山の山頂に到着。
茶店が数軒あって、ハイキング客でにぎわっていた。
360度のパノラマで富士山も見えるとの事だが、本日は曇天で遠方が霞んでいた。

再び峠に戻り、自転車で下り始める。今日もTシャツ1枚に短パンだが、
皮下脂肪過多のため、下りもさほど寒くはなかった(^^;)。

下界に下りると山肌に何箇所か茶畑が見えた。
中央線の藤野から輪行で帰宅。

右がBD-3の輪行バッグ。
左がtaka-jiさんのMTBが入った巨大輪行バッグ。
自立しないので、壁(つまり電車の先頭または最後尾車両の壁)に
立てかけなければならないらしい。
西八王子付近の南浅川。
左の道はサイクリングロードか?
陣馬街道沿いの廃屋。
次第に山が迫ってくる。
街道沿いの野菜販売所。
夕やけ小やけふれあいの里の夕焼小焼館。
童謡「夕焼小焼」の作詞者中村雨紅の書斎?
夕やけ小やけふれあいの里の屋外にあった絵。
周囲はこんな感じ。
確かに夕暮れ時は童謡のような感じになるかも。
右へ行くと醍醐林道、
左の陣馬街道を進むと和田峠へ至る。
次第に集落も少なくなる。
道路沿いの空き地に置かれた像。
向こうの建物はアトリエらしい。
バス停「陣馬高原下」の集落。
最後の民家。
坂道を黙々と進む。
北浅川の源流の一本。
立ち漕ぎでアッという間に抜いていくロードレーサー。
道は左下から手前をカーブして右上に続いている。
この付近は結構急勾配だが、写真で表現するのは難しい。
曇天で遠方は霞んでいる。
和田峠の頂上。左に茶店がある。
和田峠から陣馬山に向かうハイキングコース。
陣馬山山頂。茶店が数軒ある。
遠方は例によって霞んでいる。
峠からの下りのつづら折り。
山の中腹の茶畑。

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