小田原〜箱根湯本〜七曲がり〜芦ノ湖〜大観山(標高1014m)〜湯河原(走行距離50km)
参考資料:自転車コースガイド 続関東エリア(アテネ書房) P96
              アイじゃぱん 箱根(JTB)              



ちまたでは、タマちゃんと称するアザラシが多摩川に出現し、次第に南下して人気を博しているらしい。
これにヒントを得て、前々回の笠山峠(奥秩父)、前回の風張峠(奥多摩)から今回さらに南下し、
箱根に出撃することにした。

小田原まで輪行し、小田原城の天守閣を撮影した後、国道一号線を箱根湯本へ向かう。
土曜日の朝だが、一号線の下りは大渋滞している。
さすが幹線道路で歩道がついているので、渋滞する車を尻目に歩道を走行した。

箱根湯本温泉の手前を左に折れ、県道732号線に入ると次第に坂がきつくなる。
温泉街のはずれに、旧東海道の石畳が数百mほど残っている箇所があり、歩いてみた。
ずっと下を見て歩かなければならないのと、坂では石が少々滑るので、歩きづらい。
なお、箱根湯本から元箱根まで歩いたレポートを見つけた

再び自転車で走り始める。相変わらず勾配が結構きつい。
10月初旬で半そでの速乾Tシャツ1枚だが、汗が噴き出す。
やがて畑宿(はたじゅく)という、畑宿本陣茗荷(みょうが)屋跡のある集落に到着。
ここは寄木細工で有名らしく、道沿いには寄木細工の店や工房がたくさんあった。
今回は寄らなかったが、畑宿寄木会館というのがあるらしい。

畑宿を越えるといよいよ「七曲がり」のつづら折りが始まる。
直線部分の勾配はさほどでもないが、内側に曲がるカーブは、
曲率半径が短いため勾配が急である。
車やバイクがときどき通るので、外側に回りこむのは少々危険だ。
また、見通しが悪いため、「七曲がり」をうまく描写できる撮影ポイントが
見つからなかった。

七曲がりを過ぎても登り坂は続く。やがて箱根旧街道資料館甘酒茶屋に到着。
石畳の道は県道とやや離れて通っており、県道を横切るときにときおり顔を出す。

お玉が池を過ぎてようやく芦ノ湖に向けて下りとなる。
芦ノ湖畔の国道一号線は交通量が多く、なかなか道を横断する事ができない。

杉並木を少し歩いた後、恩賜箱根公園を散策する。
樹木がよく整備された公園で、芦ノ湖や駒ケ岳の眺望も良い。
しかし今日は秋なのに霞んでいて、遠方の景色が見えなかった。

続いて箱根関所跡と資料館を見学する。
この付近では関所跡の発掘が行われており、
復元された関所が平成19年にオープンするとのこと。

湖畔を少し走ってから左に折れ、県道75号線に入ると再び登りとなる。
この道は椿ラインと呼ばれ、沿道には5000本の椿と4000本の桜が植えられているらしい。

椿ラインは前回の風張峠と同様、バイクが多いと聞いていたが、
確かに、登るにつれて次第にバイクが多くなってきた。
例によって一部の区間をピストン走行しているようだ。

バイクの台数は風張峠の2/3位か。大半のバイクはさほど危険を感じないが、
一部、大きな爆音をたてて高速(150km/h位?)で走るバイクはすれ違うと恐怖だ。

途中の富士見峠展望台とドライブイン大観山からは芦ノ湖が見える。
本来ならば、この写真のように芦ノ湖の後ろに富士山も見えるはずだが、
相変わらず遠方が霞んでおり、富士山は全く見えなかった。

ドライブイン大観山から先はずっと下りとなる。
川沿いに細長く伸びた湯河原温泉を抜け、湯河原駅から輪行した。

小田原城天守閣。
箱根方面が渋滞している国道一号線。
箱根湯本の温泉街。
箱根湯本のはずれにある旧東海道の石畳。
大天狗山神社では祭りの準備?をしていた。

畑宿の本陣跡。

中央左が七曲がり。その右上の集落が畑宿(ここから転載)。
下は畑宿の拡大写真
寄木細工で作った五重の塔。
(金指寄せ木工芸館にて)
同じく寄木細工で作った安藤広重の絵。
(金指寄せ木工芸館にて)
畑宿付近の復元された一里塚。
石畳の右側にも丸い丘があるが、
写真に入りきらなかった。

七曲がりを登る女性サイクリスト。

七曲がりの航空写真(ここから転載)。もう1本の道路は箱根新道。
関係ないがこれは七曲署。ここで一曲←音が出ます)。
上から見た七曲がりのヘアピンカーブ。
箱根旧街道資料館。
江戸時代から続くという甘酒茶屋。
ときおり旧街道の石畳が顔を出す。
石畳を少し歩いてみるが、歩きにくい。
お玉が池。
芦ノ湖を航行する遊覧船。
芦ノ湖沿いの杉並木。
恩賜箱根公園内の洋館。
洋館のベランダからの芦ノ湖。
霞んでいなければ左後方に富士山が見えるはず。
駒ケ岳。
箱根関所跡。手前にはみやげ物屋が並ぶ。
関所跡内のリアルな人形。
関所は平成19年にリニューアルされる予定。
関所の発掘現場。

富士見峠からの芦ノ湖。霞んでいて富士山は見えず。
右はカシミール3Dで作成した同じ地点の画像。
ドライブイン大観山の駐車場に
勢ぞろいしているライダー達。
ドライブイン大観山から駒ケ岳を望む。
ススキが哀愁を誘う。
無線中継所らしい。
湯河原方面も霞んでおり、さらに逆光。
川沿いに細長く立ち並ぶ湯河原温泉。
河口近くの千歳川。
湯河原の海岸から真鶴半島を望む。

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