運河〜運河CR〜柏CR〜利根川CR〜銚子(走行距離120km)
参考資料:利根川サイクリングロード


上図で青はサイクリングロードや歩行道、茶色はダート、灰色は一般道。

航空写真(ここから転載)。

夏になって峠越えが辛いので霞ヶ浦、九十九里浜を走ったが、
いずれも天気が悪く、夏らしい写真を撮影することができなかった。
そこで3度目の正直として、利根川を走ることにした。

前日深夜の天気予報では、今日は一日中晴れマークがついていた。
電車で輪行中に夜が明け始めたが、空には雲がかかっている。
過去の例では、朝のうち曇天でも一気に晴れる事もあったので、それに期待する。

常磐線の柏で乗り換え、東武野田線の運河駅に到着。
しかし相変わらずの曇天で、しかも霧がかかって遠方が霞んでいる。
川沿いの風景はただでさえ景色が単調なのに、この天候ではいい写真が期待できない。
天気予報を恨みつつ仕方なしに走り始める。

運河駅の近くには江戸川と利根川をつなぐ利根運河があり、
運河沿いにサイクリングロード(以後CRと略す)が通っている。
一度江戸川方面に走り、江戸川CRとの接点から改めて運河CRを走り始める。

早朝なのでサイクリストの姿はなかったが、散歩する人の姿が目についた。
最初CRは進行方向の右岸だが、運河駅付近の運河橋から先は左岸になる。
利根川に近づくにつれ家が少なくなり、周囲には林や野原が広がる。

運河の水は利根川から江戸川に向かって流れていたが、
両河川の流量によっては方向が逆向きになることもあると思う。

利根川付近で橋を渡り、そこから先は柏CRとなる。
なお、利根川沿いのCRについてはこのHPに詳しい。

CRの左には利根川が流れているが、川自体は見えず、河川敷は雑草に覆われている。
また右側も雑草に覆われ、はるか彼方に田んぼと民家が見える。
従ってこの付近では散歩する人やサイクリストの姿は皆無だ。

茫洋とした原野にCRだけが延びていて、しかも曇天で遠方は霞んでおり、
あたかも北海道あたりの原野を走っているような感じだ。

新大利根橋で柏CRは終わり、そのままダートを走る。
しばらく進むと道が行き止まりとなり、ずっと戻らなければならないかとヒヤッとしたが、
少し戻ったところで脇道を発見し、また先に進むことができた。

やがて取手に到着。常磐線を越えたあたりから再びCRが始まる。
しだいに川面が見えるようになるが、相変わらず金太郎飴のように変化の少ない単調な風景が続く。

ここまではずっと右岸を走ったが、成田市の長豊橋の少し先からダートになるので、
橋を渡って左岸のCRを走る。
左岸も次の常総大橋から先はダートとなり、神崎大橋から再び舗装道となる。
なお、利根川の舗装状況については、先に紹介したHPのこのページが参考になる。

新水郷大橋を右岸に渡り、佐原(さわら)市に到着。
今日は快晴ならば、銚子に到着した後、「地球丸く見える丘」で、
先日曇天で見えなかった水平線を撮影しようと思っていたが、
今日も曇天なので取りやめ、北総の小江戸と呼ばれる佐原を取材することにした。

小野川の川沿いは風情のあるたたずまいで、由緒ある古い建物が立ち並ぶ。
また日本全国を初めて測量した伊能忠敬の旧宅記念館がある。

佐原を後にし、再び利根川沿いのCRを走る。
相変わらず単調な風景が続き、CR上で人や自転車に出会うことは少ない。
やがて左に、住友金属鹿島製鉄所の高炉や煙突群が見えてくる。

利根川大橋でCRは終わる。この先も2,3km舗装された道が続いていたが、
やがてダートになり、道は消滅した。
結局運河CRからここまで、サイクリストには4,5人しか出会わなかった。

この先、銚子までは国道356号線を通ったが、交通量が多く、
歩道がない箇所は走行に注意する必要がある。
上記CRが途切れた地点で成田線の駅から輪行した方が賢明かもしれない。

江戸川CR

江戸川付近の運河

航空写真(ここから転載)。
運河の右岸の運河CR
周囲には田んぼと丘陵が広がる
流量観測用の施設か?
運河橋から左岸を走る。
周囲は次第に林や野原となる。
もう少しで利根川。
と思ったら野良犬出現(建物の下)。
2,3分対峙した後、幸運なことに犬は立ち去った(^。^)
柏CR。銚子まであと94km。
建設中のつくばエクスプレスの利根川橋梁
CRの周囲には原野が広がる
やがて道はダートとなり、行き止まりとなる。
雑草の中に脇道を発見し、脱出成功!
大利根橋と取手市街。
取手市付近の利根川。
取手を過ぎると利根川の水面が見えるようになる。
意味不明の2本線
印旛沼から流れてきた長門川が
向こうの利根川に合流する地点。
走行中、誤ってこの袋を踏んだら
ガラスがパリ〜ンと割れる音がした。
中を見ると、ガラスの破片が入っていた。
幸いパンクしなかったものの、
こういった物を捨てる人の気が知れない。
茨城県河内町付近。
200頭ほどの牛が放牧されていた。
単調な風景の中では橋の赤い色が映える。
佐原市内の三菱館。
正文堂書店
風情のある川沿いのたたずまい
伊能忠敬旧宅
中村屋商店
土蔵と小舟の2ショット
再び茫洋とした利根川を走る
周囲に民家がほとんどないので、
CR上にも人や自転車の姿はほとんどない。
林立する住金鹿島の煙突群。
霞ヶ浦には舟溜りがたくさんあったが、
利根川ではここ1箇所しか気づかなかった。
銚子付近の廃工場

銚子大橋。
利根川が大きすぎて写真に入りきらない。

銚子大橋の航空写真(ここから転載)。

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