水道橋〜上野〜本郷〜小石川植物園〜後楽園〜外壕〜永田町〜東京
参考資料:東京山手・下町散歩(昭文社) コース36,23,45,67



明後日から2日ほど信州に遠征するので、今日は近場の東京ポタリングでお茶を濁すことにした。

関東地方は今日、梅雨が明けたそうだ。
朝から快晴で、水銀柱はぐんぐん上昇し、この夏一番の暑さになった。
灼熱の東京アスファルト地獄、おまけに今日走るコースは坂が多い。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」をモットーに苦行ポタリングするしかない。
走行中に歌う鼻歌はクールファイブの「東京砂漠」がピッタリだ(古すぎ(^^;))。

水道橋まで輪行し、コース36「坂道めぐり 本郷」を開始。
本郷周辺は武蔵野台地の東縁で、台地の上下を結ぶ部分には坂が多い。
首記ガイドブックはウォーキング用のコースが記載されており、
半分近くは階段の坂なので、自転車を押すかまたは担いで登った。
東京の坂には激坂もあるが、幸い今回遭遇した坂はさほどでもなかった。

途中、菊坂の路地裏に、樋口一葉旧居跡とゆかりの井戸があった。
路地を曲がるところに案内板がないため、地元の方に場所を教えてもらった。

上野に到着し、コース23「江戸名勝探勝 後楽園・小石川・上野」を開始する。
湯島天神を経て三菱財閥の旧岩崎家住宅を見学する。
この施設は昨年から一般に公開されるようになったそうだ。
ただし、洋館の内部(および外部の一部)は修復中で、
パンフレットによると公開は2003年4月になるらしい。

続いて東京大学構内を散策する。今日は祭日なので人影はまばらだ。
半数位の建物は古色蒼然としており、樹木が多い。

本郷周辺には木造3階建ての超レトロな下宿本郷館
老舗旅館の鳳明館などの古い建物が残っている。

文京区役所が入る高層ビル、シビックホールの無料展望台に登った後、
小石川植物園
へ向かい、自転車を置いて散策する。
敷地は長方形で、長辺は700mほどあり結構広い。
うっそうとした樹木に覆われ、とても山手線内とは思えない。
セミ(とカラスの)鳴き声が聞こえるだけで、暑さのせいか人気もまばらだ。

樹木で日陰が多いとはいえ、徒歩だとさすがに汗がたくさん出る。
自転車の場合は市街地でも、登り以外はそこそこ風が吹くため、徒歩より汗の量は少なくてすむ。
自転車につけたペットボトルのお茶が、園内を周回するうちに熱いお茶になってしまった。

続いて東京ドームの近くにある小石川後楽園に行き、やはり自転車を置いて中を探索。
池を中心に、丘、小川、橋、滝など、趣向がこらされている。
途中で外人に話し掛けられた。片言の怪しげな英語を話したのは5年ぶり位か?

次に、東京ドームの野球観戦や後楽園遊園地に向かう人ごみに背を向け、
飯田橋からコース45「江戸を歩く 江戸城外壕」を開始。
江戸城外壕沿いに遊歩道があり、春には桜が見事だそうだ。

法政大学、上智大学を経て、(一生縁の無い)ホテルニューオータニに到着。
ガイドブックによると、中の庭園から先に進めるはずだったが、行き止まりだった。

続いてコース67「ライトアップ鑑賞 丸の内・霞ヶ関」を開始。
これは本来は夜間、ライトアップされた建物を巡るコースだ。

日本の政治の中心永田町方面へ進み、自民党本部、国会議事堂、官庁街を走る。
要所要所に警官がいて妙に警備が厳しい。
赤レンガの法務省旧本館を撮影し、警視庁前の交差点を渡ろうとしたら警官に制止された。
写真を撮影したので不審人物として職務尋問されるのかと思った。

警官:「ヨーロッパから戻ってきたんですよ。」
筆者:「ん?誰がですか?
警官:「ん?天皇陛下ですよ。
筆者:「あ〜なるほど。それで警備が厳しいんですね。」

実は筆者はテレビをあまり見ず、一般紙も読まない。
スポーツ紙と夕刊紙をたまに読む程度なので、恥ずかしながら天皇陛下がヨーロッパを
訪問されている事を知らなかった(^^;)。
やっと事態が飲み込めたが、アッと思ったときには黒塗りの自動車の列が
桜田門に吸い込まれてしまい、またとないシャッターチャンスを逃してしまった。
山中で猿の写真を撮り損ねたとき以来の大チョンボで、ジャーナリスト?としては失格だ。

それにしても、桜田門を通過した自動車の列とは100m位の距離、
しかも警視庁のすぐそばでパシャパシャ写真を撮影していたとあっては、
不審人物に思われても当然であった

気を取り直し、皇居前広場を経由して大手町方面に向かう。
今日は朝から給水はこまめに行なったが、暑さのため食欲がわかず、ここまで何も食べていなかった。
そろそろ腹が減ってきたので、日本橋のますたにに立ち寄り、
「背脂多め、辛いもの多め、メンマ無し、無料ライス普通盛」に、唐辛子をふりかけてラーメンを食べた。
(注) これだとコテコテで味がかなり濃くなりますので、通常の味覚の方は止めた方がいいです。

走行中こまめに給水したにもかかわらずラーメンを食べたら急にのどが渇いてきて、
カウンターに置かれたポットの氷水を2/3位飲んでしまった。

今日は輪行せず、そのまま自宅まで自走した。

シンザカヤさんにもらった2002年版酒シール。

















   

    柔道の総本山、講道館(後日撮影)。

講道館の創設者、嘉納治五郎の像。
東京ドームホテル。
右は東京ドームと後楽園遊園地。

細い路地の先にある樋口一葉旧居跡。
右下の井戸を使っていたらしい。
左奥の建物はなかなかレトロだが、
左手前の建設中の建物に
さえぎられている。

後日撮影。




「本郷も かねやすまでは 江戸の内」と歌われたかねやす
今日一番の激坂である実盛坂
結構通行する人が多い。
ヘロヘロになって登っている人もいた。
ハスに覆われた不忍の池から
対岸のホテル(ソフィテルという名らしい)を望む。
湯島天神
旧岩崎家住宅の洋館

東大の赤門。

黄色い部分が東大(本郷)の敷地(一部推定)。
古い建物が多い。
鬱蒼とした木々の茂る東大構内の通り。
安田講堂。朝は逆光なので暗い。
三四郎池
医学部付属病院
レトロな下宿、本郷館。
ここで一曲(←音が出ます。)
上記写真の左後方の上から見るとこんな感じ(別の日に撮影)。
ここで一曲(←音が出ます。)
旅館、鳳明館
文京区役所が入る、シビックホール。
シビックホールの展望台からの眺め。
新宿方面の眺望。
高層ビル群の中央左に、富士山がうっすらと見える。
ここで一曲(←音が出ます。)
小石川植物園内の遊歩道
軽井沢風の写真をイメージして撮影。
日本庭園
旧東京医学校の建物。
当然ながら園内には樹木が多い。
(後日撮影)
柴田記念館
(後日撮影)
ニュートンのリンゴの子孫。
ニュートンはリンゴが落ちるのを見て
万有引力の法則を発見したとかしないとか。
(後日撮影)
メンデルのぶどう
(後日撮影)
都立工芸高校の校舎。
(後日撮影)
菊川怜の出身校桜蔭学園



同上。
地下鉄大江戸線飯田橋駅の入口。
小石川後楽園の庭園と東京ドーム。
小さいながら滝もある。
東京ドームとの2ショット。
鮮やかな赤色の橋。
あらためて東京ドーム
後楽園遊園地。
右の塔の乗り物(一番下というか中央の出っ張り)が
上から切り離されて落下した瞬間。
江戸城外壕沿いの遊歩道。
左が外壕。右が総武線と中央線。
右上の土手上に遊歩道がある。
左上の白い建物は東京理科大。
法政大学の高層ビル。
上智大学
ホテルニューオータニのホームページによると、
この建物は「ザ・メイン」。
手前は庭園。
ホテルニューオータニ内の庭園の池。
これも軽井沢をイメージして撮影。
ホテルニューオータニの
左が「タワー」、右が「ガーデンコート」。
赤坂プリンスホテルの新館。
自民党本部
国会議事堂。
午後は逆光なので暗い。
左下に警官が2,3人いる。
法務省の旧本館。
捜査一課に十津川警部と亀井刑事が勤務する警視庁
(ただし西村京太郎シリーズでの話^^;)。
内堀通りから丸の内のビル群を望む。
この通りは日曜日には車が通行止めになり、
サイクリングコースになるらしい(ただし距離は短い)。

以下オマケ(後日撮影)
東大構内にある古い建物を、樹木の葉が少ない冬に撮影。

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