武蔵横手〜奥武蔵グリーンライン(最高点:県民の森910m)〜西武秩父(走行距離不明)
参考資料:関東エリア 自転車コースガイド(アテネ書房) P34
        東京近郊サイクリングコースガイド東京西部編(山と渓谷社) P100


(注)今回のコースは道の分かりにくい箇所があったので、以下のレポート中に簡単な道案内を入れました。

HPを開設してから奥武蔵方面に行っていないので、とりあえず奥武蔵グリーンラインを走ることにした。
なお、今回のコースのどの区間を奥武蔵グリーンラインと呼ぶのかは未調査である。

西武秩父線の武蔵横手から、沢に沿って鬱蒼とした林の中を登って行く。
水のせせらぎの音以外何も聞こえない。
最近ずっと暖かい日が続いていたが、今日は寒く息が白い。
しばらく進むと坂がきつくなり、五常の滝に到着。

さらに進むと道が二手に分かれており、舗装されている右の道を進む。
小さな集落を過ぎると再び坂がきつくなり、自転車を押して歩いた(>_<)。
再び道が二手に分かれ、右の道を進む。
さらに進むとやや広い道に出るので左手前に曲がる。

ここまでで山の尾根まで登ったことになる。こからは道は尾根沿いを進み、
アップダウンを繰り返しながらしだいに高度を上げて行く。
周囲は林だが、たまに下界が眺望できる箇所もある。
少し走ると北向地蔵に到着。
サイクリストやハイカーに出会うと皆挨拶していく。
バイクや車も通過するが(時間が早いせいもあって)それほど多くない。

一本杉峠を越え、顔振(かあぶり)峠に到着。数軒の茶店があり、すぐ下には集落もある。
うぐいすの鳴き声が聞こえ、のどかな風景だ。
自転車を置き、茶店の裏側の坂を登ると展望台がある。
関東平野と奥武蔵の山々が見渡せるが今日は霞んでいた。

再び走り始め、傘杉峠を越えてさらに進むと高山不動尊へ向かう分岐がある。
左に曲がり、すべり止め用の輪の模様がついた道を500mほど下ると高山不動だが、
この道は激坂なので、もし行く場合は(激坂マニアの方以外は)自転車を置いて徒歩で行った方がいい。

再び先ほどの分岐に戻り、1kmほど進むと関八州見晴台への登り道がある。
自転車を置いて数分登ると頂上だ。
この頃から天気が悪くなり、特に奥武蔵方面の山々には霧が発生していた。

再度走り始めると、ほんの少しだが雪がちらつき出した。
この付近から枯れた木が多くなる。ときどき道を横切って登山道が現れる。
飯森峠、ブナ峠を経由し刈場坂峠に到着する。ここにも茶店が1軒あり、展望が開けている。

次の大野峠には案内板があり、道が二手に分かれている。
左の道を進むと県民の森(の駐車場)に到達する。
この付近が今回のコースの最高点(910m)のようだ。
駐車場手前の道でなく、駐車場に沿って半時計回りに周回する道を進む。

ここからは秩父までずっとダウンヒルだ。
途中、山肌を削り取られた武甲山と秩父の市街地が眼下に見える。
つづら折りの道を下っていくが、今日は気温が低く、ブレーキを握る手がかじかんでくる。

途中の分岐を右に曲がり(まっすぐ進むと芦ヶ久保駅に到達する)、沢沿いにさらに下る。
うんざりするほど長い下りだ。
市街地に近づくと丸山鉱泉がある。ここで一風呂浴びるのも一興だ。

ようやく市街地に到達し、羊山公園に立ち寄り桜の開花状況をチェックするが、
残念ながら5分咲き程度だった。西武秩父駅から輪行して帰宅。

最後にコース全般についてコメントする。

-このコースはずっと尾根伝いに走るので、アップダウンが多く、
 登りは体が暑くなり、下りは汗が冷えて寒かった。
-いくつもの峠(と称する部分)を越えるが、尾根沿いを走っているので、
 一般の峠のように明確には識別できない。
-最高地点が910mだが、途中のアップダウンを加味すると、実質的にはもっと高い峠に登ったことになる。
-排水溝が出っ張っている箇所や、最後のダウンヒルでスピード防止用の高い突起がある箇所があるので
 注意すること。

川のせせらぎだけが聞こえる。
五常の滝
桜満開
尾根に到達すると眺望が広がる
北向地蔵
岩の割れ目の洞窟
林の中を進む。
のんびり草を食べる山羊発見!
顔振峠付近ののどかな風景
顔振峠展望台への坂
顔振峠展望台からの眺望
高山不動尊
関八州見晴台からの眺望。
天気が悪くなり霧が発生。
標高818mの刈場坂峠
つづら折りの道をダウンヒル。正面は武甲山。
写真には写っていないが、右側には秩父市街地が広がる。
今降りてきた道を振り返る。
真中やや左の山から降りてきた。
山肌が削り取られた武甲山
羊山公園から秩父市街を望む

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