馬堀海岸〜観音崎〜城ヶ島〜三戸海岸〜森戸海岸〜逗子(走行距離85km)
参考資料:関東エリア自転車コースガイド(アテネ書房) P100



ここ数年でインターネットが驚くほど発達し便利になった。
中でも重宝しているものの1つが検索エンジンだ。
大抵の項目は、星の数ほどあるHPから関連するHPを簡単に探し出せ、
旧来のように書籍で調べるよりも圧倒的に便利である。

さて、子供の頃「つぶやき岩の秘密」というTV番組を途中まで見た
記憶がある(ストーリーはほとんど覚えていないが)。
そしてその題名がなぜかずっと記憶の隅に残っていた。
ふと検索エンジンで調べてみたところ、前述のHPにてDVDで発売されていることが分かり、
面白そうなストーリーなので早速購入した。

続いて「つぶやき岩の秘密」のロケ地探訪記が記載されたHPを見つけた(HP1HP2)。
それらによると、ロケ地は三浦半島の三戸海岸という場所で、是非一度行って見たくなった。
余談だが、三浦半島に関し、三浦半島へ行こう!というたいへんよくできたHPを発見した。
そしてそのHPの掲示板が気に入ったので、本HPでも同じ掲示板を採用した。

京浜急行の馬堀海岸まで輪行。
天気予報によると今日は晴天のはずだったが、どんより曇っており、風が強くやや寒い。
まず海沿いに進み観音崎公園に行く。

このあたりは東京湾の入り口にあるため軍事的な要所で、
観音崎公園の山の中には旧日本軍の砲台跡などが3箇所残っている。
全部行ってみたが、「三軒家砲台跡」が最も大きかった。
この砲台跡だけは最初に階段があったので自転車を置いて歩いて登った。
なお、三浦半島の要塞についてはここここが詳しい。

続いて観音崎公園の海岸沿いの遊歩道を進む。石畳のような遊歩道なのであまり快適ではない。
遊歩道が終り一般道を城ヶ島に向けて走る。
防衛関係?の造船所がある浦賀では、それらしい船を建造中であった。
船のマストに朝日新聞のマークに似た朝日の旗がはためいていたが、
旧日本軍の旗も朝日ではなかったか?

(注)navyblue429さんより以下のコメントをいただきました。情報どうも有難うございました。

浦賀港で撮られた軍艦?は、海上自衛隊の最新鋭艦「はるさめ」です。
掲揚されていた旗は、昔の軍艦旗、今は自衛艦旗といいます。 
朝日新聞社の社旗とは一寸違って、太陽が完全に丸くなっています。

浦賀と言えば、幕末に黒船でやって来たペリーが上陸したのは浦賀だと思っていたが、
途中で見かけた観光案内板で確認したところ久里浜であった。
そこで久里浜のペリー公園に寄った。公園内にはペリー記念館もあった。
なお、久里浜はJR横須賀線の終点であると同時に、
久里浜と房総半島を結ぶ東京湾フェリーが出ている。

続いて三浦海岸を走る。ややカーブした長い砂浜の海岸が見える快走コースだが、
車が結構通るので歩道のない箇所は危険だ。

三浦海岸が終ると岩場になり、畑が広がる台地上を走る。
ときどきアップダウンがあって結構きつい。

風車のある宮川公園を過ぎると城ヶ島が見えてくる。
城ヶ島大橋を渡って城ヶ島公園内を散策する(園内は自転車不可)。

再度三浦市内に戻る。三浦漁港はマグロで有名で、
市内にはマグロ関連の食堂や工場が多く見られる。

続いて油壷を経由して「つぶやき岩の秘密」の舞台、三戸海岸に向かう。
途中の湾にはレジャー用のヨットなどがたくさん停泊していた。
内陸部の道は結構アップダウンがある。
午後になって晴れ間が見え始め、気温も上がって汗ばんできた。

三戸にたどりつき、まず海岸に向かい、自転車を置いて、
HP1の地図を参考に三戸海岸を左手に歩く。
岩場を越えたところでドラマ「つぶやき岩の秘密」の「鵜の島」を発見!

続いて集落内を探して神社を発見。ドラマでは秘密の抜け穴があるが、
神社の左奥に確かに直径1m位の穴が開いていた(勿論抜け穴ではないが)。
一体何のための穴だろうか?

さらに三戸海岸の右手の崖に行き、ドラマで本土決戦用の地下要塞跡という
設定になっていた半円形の穴を2箇所発見(実際に地下要塞の跡かどうかは不明)。
片方の要塞跡に至る小道があったが、背丈位の草が生い茂っていたので近づくのは中止した。
なお、後でネットを調べた所、このサイトに調査報告があった。

「つぶやき岩の秘密」のつぶやき岩というのは、海沿いの洞窟内にある岩だが、
前述の2つのHPでは洞窟の位置が不明である。
ある海岸から見たところ、ドラマの洞窟に似た洞窟があった。

続いて荒崎海岸に向かう。この区間も相変わらず小さいアップダウンがある。
ドラマの主人公が小舟を出すシーンに出てくる「どんどんびき」を見た後、
夕日が美しいことで有名な森戸海岸に向かう。
この区間は海沿いなのでアップダウンはそれほどなかった。

待つこと30分、ようやく太陽がややオレンジ色になり撮影開始。
他にも20人位のカメラマン、観客が集まった。
残念なことに水平線近くに雲があったため、夕日は水平線に没する前に雲に隠れてしまった。

逗子まで輪行し帰宅。今日は疲れたせいか、電車内では1駅ごとに寝たり起きたりしていた。

馬堀海岸。堤防にはたくさんの絵が描かれている。
観音崎公園にある砲台跡
旧日本軍の倉庫?跡
妙な形の船が往来する。対岸は房総半島。

(注)crossbike_tamaさんより、
車を運ぶコンテナ船ではないかとのコメントをいただきました。
情報どうも有難うございました。
観音崎公園にある洞窟
修理中の海上自衛隊の最新鋭艦「はるさめ」。浦賀港にて。
久里浜のペリー上陸記念碑。右後方は記念館。
久里浜と対岸の房総半島の金谷を結ぶフェリー.。
ペリー一行は4隻の蒸気船でこの湾に上陸したのであろうか?
当時この付近は寒村だったとの事、地元の人はさぞ驚いたであろう。
台地には(キャベツ?)畑が多い。対岸は房総半島。
剱崎付近の複雑な地形。対岸は房総半島。
宮川公園にある風車(風力発電用?)。
城ヶ島公園の展望台から三浦市の台地を望む。
上の風車(2基)も見える。

城ヶ島のウミウ展望台からの展望。
写真では分からないが、
崖にたくさんの鵜がへばりついている。

下が城ヶ島、上は三浦市(ここから転載)。
三崎港近くの木造4階建て?のお食事処。
中央の穴がつぶやき岩の洞窟か?
野菜の自動販売機。キャベツや大根が入っている。
100円入れると開くようだ。

「つぶやき岩の秘密」の舞台、三戸海岸。

三戸浜の航空写真(ここから転載)。
台地に複雑な谷が刻まれている。
ドラマ内の「鵜の島」。
釣り人?がいる。
ドラマ内で秘密の抜け穴があった諏訪神社
秘密の抜け穴として使われた
神社の左後方にある直径1m位の穴。
右の半円は、ドラマに出てくる三戸海岸の地下要塞跡か?
入口は塞がれている。
ここに詳細が掲載されているが、穴の中に入るのは危険!
地下要塞のある海岸段丘から三戸海岸方面を望む。
ドラマで主人公が小舟を出す場所として登場する
荒崎海岸の「どんどんびき」
荒崎海岸の岩場
荒崎海岸の岩場と洞窟
森戸海岸の夕日

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