高尾〜城山湖〜津久井湖〜相模湖〜宮ヶ瀬湖〜半原越(520m)〜上溝(75km)
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイド東京西部編(山と渓谷社) P46,58



今回は湖をテーマとし、神奈川の4つの湖を巡ることにした。

高尾まで輪行。町田街道を南下する。
このあたりには、拓殖大、法政大など、郊外に移転してきた大学がある。

途中から川沿いの小さな谷に入り、坂道を登って発電所を過ぎると城山湖が現れる。
ここでは揚水発電という方法を行っており、
深夜電力を利用して津久井湖の水を城山湖に揚げ、
電気を使う夕方から夜間にかけて津久井湖に落として発電するらしい。

山を下って2つ目の津久井湖に到着、湖の北側の道を走る。
この道は湖面から50m位上を通っており、反対側は崖である。
特に途中からの県道515号線は狭く、結構恐い。

続いて3つ目の相模湖に向かう。相模湖に浮かぶ小島に正体不明の古い建物が建っていた。
上記参考資料では高尾〜相模湖までが1つのコースで「初級」になっているが、
コース全般に渡ってアップダウンがあり、結構きつかった。

相模湖ピクニックランド付近を通過し、再度津久井湖方面に戻って南下する。
国道412号線は、(日曜でなく)土曜だったせいもあり、大型ダンプなどの交通量が多い。

本日最後の湖である宮が瀬湖に到着。4つの湖の中で一番広く複雑な形をしている。
湖畔には観光施設や飲食店、みやげもの屋が充実しているようだ。

湖を後に南下し土山峠へ。登りがあると思っていたが、
いきなり峠の頂上に到達し(つまり峠と湖がほぼ同じ高さ)、あとは下るのみだった。
下から登ってくるサイクリスト数名に遭遇した。

途中から脇道に入り、半原越(520mの峠)を登る。
しばらく進むと後輪に違和感が。調べると先週に続いて後輪がパンクしていた
(注) その後パンクの原因が判明しました。自転車紹介の「BD-1の不具合(1)」を参照してください。

タイヤを車輪からはずそうとするが、タイヤレバーが2本までは入るものの
3本目がうまく入らず、四苦八苦する。
ようやくタイヤがはずれ、チューブのパンク個所にパッチをあてて修理する。
夕方所用があるため、急いで簡易ポンプ(足で踏んで支えるタイプ)で空気を入れ、走り出す。

1kmほど走ったところでまたまた後輪がパンク。
先ほど四苦八苦したので、タイヤを車輪からはずすとき、
タイヤレバーをあらかじめ3本とも入れておいてから1本ずつ押したところ、
今度はうまくはずすことができた。
パンク個所を修理した後、今度はタイヤが車輪にうまく入らず、四苦八苦。
そのうち右の親指の爪が少しはがれて血が出てきた

再び走り始めてようやく峠の頂上に到着。
この峠は車も少なく、なかなかいい雰囲気であったが、
パンクのため楽しむ余裕がなかった。

1km位下ったところで今日3度目のパンク。
再度修理すると時間を大幅にロスするので夕方の所用はあきらめた。
修理しようと簡易ポンプを取り出した所、誤って足で踏む部分が折れ、
ポンプが使えなくなってしまった。

折角の下りだが、仕方ないのでパンクしたまま山の中を自転車を押して歩き始める。
中々先に進まないので、試しに自転車に乗ってみたところ、
低速であれば何とか走れることが分かり、走り始める。

風がないのに木がザワザワするので見ると、野生の猿がこちらをじっと見ていた(>_<)。
全部で3匹おり、追いかけられると困るので、視線を合わさないように静かに通りすぎた。

何とか下界に降り、パンクしたまま一般道を走り、自転車屋さんを探して修理してもらう。
調べると、今日もしくは先週貼ったパッチがシワシワになって、そこから穴が開いていた。
自転車屋さんの話だと、今日の2回目と3回目のパンクは、
簡易空気入れで入れた空気が不足していてリム打ちパンクしたのではないかとの事。
所用で時間がなかったので、焦って空気を十分入れなかったのが敗因だ。
また、パンク個所がタイヤの反対側なので、本当はチューブを交換する必要があり、
パッチで修理しても最寄りのJR駅(10km程度ある)に到達するまで持つかどうか分からないとの事。

走り始めたところ、予想通り5km位走ったところで今日4度目のパンク。
あきらめてパンクしたまま走る事にした。
このあたりは平地だと思ったが、中津川、相模川は河岸段丘が発達しており、
アップダウンを繰り返してようやく相模線の上溝に到着。輪行して帰った。

城山湖付近から見える雲海?
丘の上に点在する大学
城山湖
「しろやまこ」の表示がある
揚水発電の発電所

津久井湖方面の展望

ここから転載した津久井湖の航空写真。右上は城山湖。
津久井湖。右の橋は三井大橋。
相模湖
相模湖に浮かぶ小島に建つ正体不明の建物。

その後、BSモールトンさんから以下の情報が寄せられました。
情報有難うございます。
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その建物はボート競技の審判塔です。東京オリンピックの時建てられました。相模湖はカヌー競技の会場になったのです。あの小島はゴールの近くにあり、着順の判定をするのに都合がよかったのでしょう。
宮ヶ瀬湖
長さ315mのつり橋
宮ヶ瀬湖
橋が数本かかっている
半原越を登る
峠の頂上。標準的な形だ。
パンク走行中、相模川を通過
河岸段丘上から相模川付近の市街地を見下ろす。
ここから手前はここと同じ高さになる。

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