桐生〜渡良瀬遊水池〜関宿城〜江戸川CR〜葛西臨海公園(150km)
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイド50 東京東部編(山と渓谷社)P36,38
 
荒川、多摩川に続き、渡良瀬川、利根川、江戸川のサイクリングロード(以下CR)を走ることにした。

東武伊勢崎線の特急りょうもう号で新桐生まで輪行。
桐生から渡良瀬川沿いの渡良瀬CRを走る。
このあたりは関東平野の末端部で、周囲には山が広がる。

桐生から10kmほど進んだところで後輪に違和感を感じたので調べると、何とパンク
(注) その後パンクの原因が判明しました。自転車紹介の「BD-1の不具合(1)」を参照してください。
地元の人に聞くと、1kmほど先に自転車屋さんがあるとのことなので、押して行った。
ところが店は開いていたが、留守番のおじいさんがいるだけで、
ご主人は30分位しないと戻らないとのこと。

仕方ないので自分で直すことにした。
愛車BD-3は内装3段(外装7段)のため、後輪はクイックリリースできず、はずすには工具が必要だ。
しかしまだ工具を購入していなかった。
そこで後輪をつけたままタイヤをはずし、チューブのパンク個所を探してパッチを貼る必要がある。
パンク個所を探すためには水が必要なので、町を徘徊してミネラルウォーターを購入し、
とある駐車場でパンク修理作業を開始する。
後輪の修理は初めてなので手間取ったものの、何とか作業を完了し、最近購入した新兵器である、
携帯式フロアポンプ(通常の空気入れのように足で踏むところがついている。ただし私のは違うメーカー製)
で空気を入れた。結局1時間程ロスしてしまった。

気を取りなおして再び走り始める。
渡良瀬CRは足利市までは橋を何回か渡る必要があり、またコースが不明瞭な部分がある。
さらに工事中で迂回しなければならない個所が何ヶ所かあった。
足利市の福猿橋より先は、橋を渡る必要もなく、コースは明確であった。
このあたりからしだいに山が見えなくなる。
なお、逆コースで東京から桐生に向かった方が、山が見えるため景色はよい。

栃木県の藤岡町で渡良瀬CRが終り、渡良瀬遊水池の見渡す限りの
湿地帯?と池(というより湖)が見えてくる。
遊水池の周囲は歩道が完備され、ロードレーサーが何台か走っていた。

遊水池の横を通る県道9号線で、1kmほどの間に群馬⇔埼玉⇔群馬⇔栃木⇔埼玉と県が変わり、
さらに2km位進むと茨城県になる部分がある。
県道に県名の看板が表示されているか調べた所、全て表示されていた(本ページの一番下の写真参照)。
なお、県道9号線は交通量が多くて危険なので、
9号線の横(湖側)にある堤防上の舗装道路を走り、写真もそこから撮影した。

三国橋を越えて古河市から利根・渡良瀬自転車道が始まる。
渡良瀬川は途中で利根川と合流し、CRは利根川沿いを走る。

さらに進むと城(関宿城博物館)が見えてくる。関宿は利根川から江戸川が分岐する地点だ。
千葉県をはさむようにして、利根川は銚子まで流れ、江戸川は東京と千葉の県境まで流れる。
利根川沿いには部分的に利根川CRがあり、江戸川沿いには両岸に江戸川CRがある。

今回は江戸川CRの左岸(千葉県側)を走った。
左に田畑と住宅、右に江戸川が見える単調な風景が続く。
醤油で知られる野田で、キッコーマンの工場群と御用蔵が見える。

ただでさえ脚力が弱い上に、パンクと写真撮影のため時間をロスし、
さらに今回は全般的に逆風でスピードが上がらず、また冬で日が短いこともあり、
三郷付近で日が暮れてきてしまった。
Yahoo掲示板江戸川トピの集合場所である松戸の古ヶ崎一里塚に到着したときには
既に日が没してしまったため、松戸から輪行し、残りは次の日に走ることにした。

2日目、松戸まで輪行し、再度古ヶ崎一里塚から走行開始。
少し進んだ所で後ろから呼びとめられた。振り返ると、何とYahoo掲示板多摩川トピ
集合場所鯛焼き公園で2回ほどお会いしたことがあるROさんであった。
立川方面からすでに50km位走り、これからさらに江戸川の上流に行くとのこと。
(本HPもときどきご覧になっているようで、どうも有難うございます。)

葛飾橋付近ではカヌーの大会が行われていた。
Yahoo江戸川トピの管理人ママレモンかとう氏がエントリーしており、
探してみたが人が多くて見つからなかった。、

葛飾橋で左岸のCRがとぎれるので、橋を渡って右岸の葛飾区側のCRに入ると、
マラソン大会が行われていた。
このあたりは観光地で、矢切の渡し柴又帝釈天
またCR沿いに渥美清さんの男はつらいよ寅さん記念館がある。

ポニーランド付近で江戸川は分岐し、CRは右岸の旧江戸川沿いを走る。
なお、CRが一部途切れて一般道を通る個所がある。
海に近づくにつれ、川には舟が多くみられるようになり、港町の風情を醸し出す。
この辺りのCRには赤いカラーリングが施されているが、
少し分かりにくい個所(新中川にかかる瑞穂大橋を渡る個所など)がある。

江戸川の中州を過ぎ、東京ディズニーランドや葛西臨海公園 の大観覧車が見え、
まもなく江戸川の河口に到達。
2日間に渡る150kmの長旅を終了し、京葉線の葛西臨海公園駅から輪行で帰宅した。
桐生付近の渡良瀬川。
後方の山は赤城山か?
渡良瀬CR。
周囲には田園が広がる。
館林付近のCR.。
草が刈り取られている。
館林付近のグライダー滑空場。
渡良瀬遊水池の湿地帯。
木が生えている部分はゴルフ場。

渡良瀬遊水池。

ここから転載した航空写真。
湖畔の遊歩道。
中央エントランスから中の島を望む。
古河付近の利根川と渡良瀬川の合流地点。
右上の利根川と右下の渡良瀬川が合流し、
左の利根川となる。
利根・渡良瀬CR。右は利根川。
関宿付近の、利根川と江戸川の分岐地点。
右の利根川が、左上の江戸川と左下の利根川に分岐する。
関宿城博物館。
野田付近の江戸川CR。
野田の醤油工場(キッコーマン)。
醤油工場の御用蔵。
江戸川CRの夕暮れ。
夕闇の古ヶ崎一里塚。
後方は松戸市内。
2日目の古ヶ崎一里塚。
写真には写っていないが、豪華?トイレも完備。
カヌー大会の開会式。
右岸の江戸川CRではマラソン大会。
柴又の寅さん記念館。
矢切の渡しの渡船風景。
江戸川区付近の江戸川CR。
サッカー場を数面取ることができる
広々とした河川敷のグラウンド。
江戸川区付近のCRには
このような継ぎ目が多く見られる(>_<)。
ポニーランド。
市川市付近の江戸川分岐地点。
左の江戸川が、右上の江戸川と右下の旧江戸川に分岐し、
河口の三角州を形成する。
旧江戸川のCR。河口に近づくにつれ、舟が多くなる。

浦安付近の旧江戸川の中州。

ここから転載した航空写真。
旧江戸川の河口。
左が東京ディズニーランド。右が葛西臨海公園。
葛西臨海公園の人工なぎさ
葛西臨海公園の大観覧車。

●(オマケ)渡良瀬遊水池付近の県境の看板
以下のオレンジの道(県道9号)上で県が何度も変わるので、県名の標識を撮影した。
地図の@、Aなどの数字は写真の数字に対応する。


@地点  H地点
A地点 G地点
B地点 F地点
C地点  E地点
D地点

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