「峠」という漢字を学んだのは小学校高学年頃だっただろうか?
漢字は覚えても、平野部で育った私はそもそもどういう場所なのかイメージが浮かばなかった。

大人になってからも、自転車で峠越えを始める前は、峠という場所に行ったことがあるかどうか定かではない。
もちろん車で通過した事はあるかもしれないが、少なくともここが峠だと意識した事はなかった。

自転車で峠越えを開始してから現在まで10峠程度を越えた。
その経験から、一般的な峠は以下のような構成要素から成り立っていることが分かった。



@道 最初は川に沿っている事が多く、アップダウンを繰り返しながら登っていく。
しだいに川を離れ傾斜が急になっていく。つづら折りになっていることが多い。
峠に近づくと少しゆるやかになる。
峠を越えて下るとき、「本当にこんなに登ったっけ?」という感じになるようだ。
A川 上流になるにつれて(当たり前だが)川幅は狭く急流になり、いつしか見えなくなる。
B集落 小さい集落がときどき現れる。とんでもない山の上に民家が点在している場合もある。
集落には以下のような施設がある。
-停留所:峠の前の最後の集落には、バス停(1日数本程度)の終点があることが多い。
-分校:小学校の分校(廃校している場合もある)。
-よろずや:昔風のひなびた商店。由美かおるや水原弘の看板が設置されていることもある。
-ひなびた寺や神社があることもある。
C水場 道の傍らに涌き水が出る水場が存在することがある。
ポリタンクをたくさん持って車で来ている人が列になっている事が多い。
D峠 峠の頂上には看板や石碑が設置されていることもある。
峠そのものでは見晴らしが悪い場合でも、少し下ると見晴らしのいい場所があったりする。
有名な峠では、茶店があることもある。
E動物 今までは幸い野犬、猿、ヘビにしか遭遇していないが、一人で、特に車のほとんど通らない山の中を走るのは、何が出現するか分からないので結構恐い(>_<)。
F温泉 峠とは直接関係ないと思うが、道沿いに温泉があることもある。
峠を越えた後であれば、入って汗を流し疲れをとることができる(ビールも^^;)。

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