藤野駅〜芸術の道〜天神峠〜無生野〜雛鶴神社〜雛鶴峠〜石船神社〜リニア見学センター〜大月
参考資料:東京近郊サイクリングコースガイドP50



しばらくツーリングをサボっているうちに梅雨に入ってしまった。
今年はまだ峠は一つしか登っていないので、夏になる前にもう一つ登ろうと考え、
距離、標高ともに手軽な雛鶴(ひなづる)峠に行くことにした。

山梨県の東部では、北から順に相模川、秋山川、道志川が平行に流れ、
神奈川県西部で合流して相模川となり、平塚付近で相模湾に注ぐ。

このうち相模川沿いには中央本線、甲州街道が通り、笹子峠に至る。
また道志川沿いには道志みちが通り、山伏峠に至る。
そして今日走る秋山川沿いには県道35号線が通り、雛鶴峠に至る。

中央線の藤野駅まで輪行。
藤野は芸術の町だそうで、芸術家が多く住んでいるらしい。

秋川橋を渡り葛原方面に向かう。
この道沿いを「芸術の道」と呼び、オブジェが点在しているとのことだったが、
この道は林道のような感じで、4つのオブジェが300m位の間隔をあけて無造作に置かれていた。
後で調べたところ、 芸術の道沿いの全作品がここ(Moldingをクリック)に掲載されていた。
また芸術の道は今回通過した部分よりだいぶ広範囲だった。

天神峠を越えていったん下り、秋山川に沿って県道35号線を走る。
この付近は秋山村だったが、最近上野原町と合併したらしい。
また県道35号は旧秋山村唯一の道だが、甲州街道、道志みちと比較して交通量は少ない。
ただし、ときおり大型ダンプが通過するので、走行には注意のこと。
道の勾配はそれほど急ではないが、今日は梅雨の合間の真夏日で暑く、頻繁に水分を補給した。

途中、道沿いの風景を撮影しようと思ったら、デジカメのICのメモリーがなくなってしまった。
このICは500枚以上撮れるはずなのになぜか77枚しか撮れなかった。
実は以前使っていたデジカメが壊れたので前回のツーリングから新しいデジカメにしたが、
前回の写真の画質があまりに悪かったので、今回は画質を悪い方から1つ上に上げた。
ところが設定ミスで最も高画質な設定になっていたのが77枚しか撮影できない原因だった。

幸いデジカメの説明書を持ってきていたので、
それに従って撮影した写真を1/3ほど消去したところ、
メモリーに空きができ、再び撮影できるようになった。

旧秋山村役場を過ぎ、さらに西へ進む。
今日越える雛鶴峠の名は、南北朝時代の雛鶴(ひなづる)姫の伝説(ここここ)に由来している。
伝説を紹介した紙芝居があるので是非参照されたい。

伝説の舞台となった、雛鶴峠手前の最後の集落である無生野(むしょうの)に到着。
道端に字が消えかかった案内板があり、苦労して読むと、
杉林の奥に雛鶴姫の墓があると書いてあったので、自転車を置いて徒歩で撮影に行った。

再び自転車に戻り、雛鶴神社に立ち寄った後、雛鶴峠(トンネル)に向かう。
なお、今回は行かなかったが、途中から旧雛鶴峠(トンネル)に向かう道が分岐している。
ただしトンネル部分が通行止めらしい。

雛鶴トンネルの少し手前に「峠の茶店」という看板が出ていたので家の方を見ると、
突然犬が狂ったように吠え、こちらに向かって突進してきた。
当然縄でつながれていてストップすると思ったが、放し飼いになっており
そのまま突進してきたので、犬に食われると思い必死で逃げた。
幸いなことに犬は途中で止まり、戻っていった。

雛鶴トンネルを越え、少し下るとリニアモーターカーの車両基地が現れた。
自転車を止めて建物を撮影していると、近くの資材置き場?から突然犬が3匹現れ、
狂ったように吠えてこちらへ突進してきた。
今度こそ食われるかと思ったが、幸い自動車が通りかかり、それを機に犬は追跡をやめ、戻っていった。
しかし写真を撮影し、自転車に乗って走り始めると、再び追いかけてきたので全力で逃げた。

雛鶴姫が運んだ護良(もりよし)親王の首が
復顔首級として保管されているという石船神社に立ち寄った後、
山梨県立リニア見学センターを見学。

参考までにリニア関係のリンクを以下に集めた(動画は音が出るので注意)。
- 原理の説明はここここ(試乗会情報あり)。
- 子供用の説明はここ(「リニアの説明」の中に動画あり)。
- 走行の動画はここここ
- 試乗会の車内の動画はここここ
- 子供用のおもちゃはここここ
- 模型の作り方はここここここここ

中央線の大月駅まで走り、輪行で帰宅。

帰りの電車内で奇妙な髪型の若者を目撃した。
スキンヘッドで、頭頂部(円形で直径10cm位)、もみあげの先端部、口ひげの左右の先端にのみ毛が生えている。
頭頂部の毛は、左右2箇所で緑と橙のリボンテープのようなもので束ねており、
毛の長さは20センチほどで、外側に湾曲していた。

芸術の町として知られる藤野町の
藤野駅から見える巨大封筒。
緑のラブレターと呼ぶらしい(ここここ参照)。
塗装工事?中の日連(ひづれ)大橋。
秋山川の河口付近。
左へ500m位行くと相模川に注ぐ。
相模湖の上流部なので川幅は広い。
芸術の道にあった針金?細工のようなオブジェ。
これも芸術の道にあったオブジェ。
高台に建つ、ふじの温泉病院。
温泉病院の崖下を流れる秋山川。
県道35号線。
旧秋山村を通過するメインルートだが、
交通量は少ない。
ただしときどきダンプが通る。
左の道が崖崩れのため、
右の道を造成したらしい。
看板の上に黄色いランプが回転しているが、
こういう場所ではランプの電源はどうしているのだろうか?
穴が4つあいているが、
壁の強度に影響はないのか。
ゴルフ場。
秋山村は上野原町と合併して上野原市になった。
写真は旧秋山村役場(現在は上野原市の秋山支所)。
旧秋山村中心部。
中央上の白い建物が旧秋山村役場。
秋山川の流れ。
この写真では珍しく田畑が写っているが、
流域に田畑(というか平地)はほとんどなかった。
道端にあったミニ祠。
バスの時刻表。
左が平日、右が休日。
巨大なボウリングのピンに「ほたるの里」と書いてあるが、
ネットで調べても情報は見つからなかった。
雛鶴(ひなづる)姫の伝説がある無生野(むしょうの)地区。
上記航空写真撮影時には、新雛鶴トンネルはまだない。
同上。来た道を振り返る。
同上。向こうが雛鶴峠。
向こうの杉林の中に雛鶴姫の墓があると
左の案内板に書いてあるが、
字が消えかかっていた。
自転車を置いて200mほど歩くと、
写真左上に雛鶴姫の墓があった。
同上。
雛鶴神社(上記の墓とは別の場所)。
同上。
雛鶴姫の像。
雛鶴峠に向かって進む。
向こうの集落は無生野だと思われる。
この先が雛鶴トンネル。
雛鶴トンネル。
最近トンネル内ではこの腕章を巻いて走っている。
下の赤いボタンを押すと(黄色ではなく)赤く点滅し、
トンネル内では結構目立つ。
雛鶴トンネルの先にある、
山梨リニア実験線車両基地
車両基地から実験線が延びているが
すぐにトンネルに入る。
この写真を撮ろうとしたとき、
バス停右の資材置き場から
犬が三匹飛び出してきて食われそうになった(>_<)。

雛鶴姫が運んだ護良(もりよし)親王の
復顔首級が保管されているという石船神社。
復顔首級の写真がここにある。
神社の裏側。
ここに保管されているのだろうか?
石船神社から雛鶴峠方面の眺め。
都留(つる)市でトンネルから出たリニア実験線。
この下を富士急が走っている(左が大月、右が富士吉田)。
トンネルを拡大。
山梨県立リニア見学センター
リニアの実物大の模型。
模型の内部。
スクリーンの下のボタンを押すと
リニアの映画が上映される。
映画。
向こうからリニアが走行してくる。
見学センターの2階。

車輪が浮上する前。

浮上した後。
見学センターの3階からの展望。
向こうは大月市街地。
手前は中央高速道路の富士吉田方面に向かう支線。
リニア実験線。
線路。
レールはなく、白い部分に電磁石が入っている。


見学センターの横にある山梨実験センター。
大月駅近くの古い家。

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